
Uru「アンビバレント」は、2024年1月20日に先行配信され、2月14日に14thシングルの表題曲としてCDリリースされた楽曲です。
TVアニメ『薬屋のひとりごと』第2クールのオープニングテーマに起用され、作詞はUru、作曲はYAS、編曲は田中隼人が手がけています。
最初に聴いたときに少し意外だったのは、Uruの曲としてはテンポが軽やかで、思っていた以上に音が前へ進んでいくことでした。
ただ、聴き進めるほど気になってくるのは、その明るさよりも歌声の中に残っている迷いです。
誰かに惹かれている。でも、その気持ちをまだ自分の中ではっきり認め切れていない。近づきたい気持ちと、少し距離を置いていたい気持ちが同時に動いている。その揺れが、Uruの静かな声からじわじわ見えてきます。
同じUruでも、「それを愛と呼ぶなら」が迷いを抱えながら少しずつ感情を開いていく曲だとすれば、「アンビバレント」は最後まですっきり答えを出さない。その違いが、この曲を聴いていていちばん面白いところでした。
目次
Uru「アンビバレント」はどんな曲?
「アンビバレント」は、『薬屋のひとりごと』の猫猫と壬氏の距離感を軸に書かれた楽曲です。
タイトルの「アンビバレント」は、ひとつのものに対して相反する感情を同時に抱くことを表す言葉。
この曲では、自由で自分の興味にまっすぐな相手を眩しく感じながら、惹かれていく自分の気持ちにまだ戸惑っているような感情が描かれています。
恋愛の歌ではあるのですが、「好きだから一直線に進む」という単純な歌ではありません。むしろ、自分でもまだ名前をつけられない感情を抱えたまま相手を見ている、その時間そのものが曲になっているように感じます。
静かな歌声なのに、気持ちはずっと揺れている
Uruの歌声は、この曲でも決して感情を大きく振り回しません。
声を張り上げる場面より、少し息を残しながら言葉を置いていく歌い方のほうが耳に残ります。明るいリズムに乗っているのに、声だけを追っていると完全には晴れ切らない。このズレが「アンビバレント」というタイトルによく合っています。
個人的にいちばん好きなのは、サウンドが軽く前へ進んでいるのに、Uruの歌声まで一緒に勢い任せにならないところです。
相手を見つめながら、自分の気持ちをひとつずつ確認しているような慎重さが残っている。だからアップテンポになっても、Uruらしい繊細さが消えません。
「それを愛と呼ぶなら」では、静かなAメロからサビへ向かって気持ちが大きく開いていく感覚がありました。それに対して「アンビバレント」は、曲が進んでも迷いを完全には手放さない。その微妙な違いを聴き比べるのも面白いと思います。
軽やかなサウンドの裏にある、落ち着かなさ
楽曲全体は爽やかで、リズムにも軽さがあります。
『薬屋のひとりごと』のオープニングとして聴くと、猫猫が好奇心のままに動き回る姿にもよく合いますし、後宮の華やかな世界へもう一度入っていく高揚感もあります。
ただ、曲だけをじっくり聴くと、それほど単純な爽快感ではありません。
音は前へ進むのに、歌われている気持ちは前へ行ったり少し戻ったりする。そのため、聴いている側にもわずかな落ち着かなさが残ります。
この「音は軽いのに、心はまだ整理できていない」という組み合わせが、「アンビバレント」らしさを作っています。
『薬屋のひとりごと』の中で聴くと、壬氏の視点が見えてくる
『薬屋のひとりごと』との相性を考えると、この曲は猫猫そのものを描くというより、猫猫を見つめている側の気持ちを知ることで面白さが増す楽曲です。
猫猫は、周囲がどう思うかよりも、自分が興味を持った薬や毒、謎にまっすぐ向かっていく人物。一方で、そんな猫猫に惹かれていく壬氏の感情は、それほど単純ではありません。
近づきたい。でも、なぜこれほど気になるのか自分でも整理できない。
アニメのオープニングとして流れると、華やかな映像と軽快なサウンドがまず耳と目を引きます。それでも歌詞まで意識すると、二人の間にまだ名前のついていない感情が少しずつ芽生えていることが見えてくる。
作品を知らずに聴いても成立する曲ですが、『薬屋のひとりごと』を見たあとに聴き直すと、言葉の見え方がかなり変わる曲だと思います。
「アンビバレント」のMP3フル配信ダウンロード情報
Uru「アンビバレント」は、ダウンロード購入とサブスクの両方で配信されています。
サブスクのオフライン再生とMP3などの楽曲購入は仕組みが異なります。サービスを解約したあとも曲を手元に残して聴きたい場合は、ダウンロード購入を選ぶ方法があります。
| 配信サービス | 利用方法 |
|---|---|
| music.jp | 楽曲をダウンロード購入 |
| iTunes Store | 楽曲をダウンロード購入 |
| Amazon Music Unlimited | サブスクで聴き放題 |
| Apple Music | サブスクで聴き放題 |
購入価格やキャンペーン内容は変更される場合があるため、利用前に各配信サービスの購入画面で最新情報を確認してください。
iTunes Storeで「アンビバレント」をダウンロード
「アンビバレント」はiTunes Storeでもダウンロード購入できます。
Uru「アンビバレント」をiTunes Storeで確認する
music.jpで「アンビバレント」をダウンロード
music.jpでは、楽曲を1曲ずつ購入して端末に保存できます。
サブスクのように毎月聴き続ける必要がなく、「この曲だけ手元に残したい」という人にはダウンロード購入が使いやすい方法です。
music.jpの登録方法を先に確認したい場合は、以下の記事でスマホ画面を使いながら詳しく解説しています。
利用後にプレミアムコースを停止したい場合はこちらです。
このページでは30日間の無料お試し期間がある「music.jp」の特別限定プランの無料登録手順について解説しています。スマホの画面を使って解説していますが、パソコンからも登録することができます。 30 ... 続きを見る このページでは総合エンタメサイト「music.jp」のプレミアムコース解約手順について解説します。スマホの画面を使って説明しますが、パソコンからも解約することができます。 このサイトから申し込める「m ... 続きを見る
music.jpの無料登録手順
music.jpのプレミアムコース解約手順
「アンビバレント」はサブスクでも聴き放題
「アンビバレント」はAmazon Music UnlimitedやApple Musicでもストリーミング配信されています。
アルバム単位でUruの曲を続けて聴きたい人や、「それを愛と呼ぶなら」「心得」「紙一重」などほかの楽曲もまとめて聴きたい人は、サブスクのほうが使いやすいでしょう。
Amazon Music Unlimited
Amazon Musicでは「アンビバレント」の配信を確認できます。
Amazon Music UnlimitedでUruの楽曲を聴く
Apple Music
Apple Musicでも「アンビバレント」を聴くことができます。
「アンビバレント」のCD情報
シングル「アンビバレント」は2024年2月14日に発売されました。
通常盤には「アンビバレント」に加えて「君の幸せを」、シャイトープ「ランデヴー」のカバー、「紙一重」のセルフカバーなどを収録。
初回生産限定盤のBlu-rayには、Uru Tour 2023「contrast」ツアーファイナルから「それを愛と呼ぶなら」「心得」「たとえば」のライブ映像、「心得」「紙一重」のミュージックビデオなども収録されています。
まとめ|答えが出ない気持ちまで、そのまま歌にした「アンビバレント」
「アンビバレント」は、Uruの静かな歌声と軽やかなサウンドの組み合わせだけでも耳に残る曲です。
でも何度か聴いていると、その奥にある「惹かれているのに認め切れない」「近づきたいのに少し怖い」という感情の揺れのほうが気になってきます。
気持ちをはっきり言い切らないからこそ、聴き終わったあとにも少しだけ何かが残る。
『薬屋のひとりごと』を見ている人なら壬氏と猫猫の距離を思い浮かべながら、作品を知らない人なら自分の中にあった曖昧な感情と重ねながら聴けるはずです。
Uruのバラードのイメージが強い人にも、一度フルで聴いてほしい一曲です。
※本記事には広告リンクを含みます。
出典:アンビバレント(amazon)
©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会