
米津玄師が歌う「パプリカ」を聴くと、Foorin版と同じメロディなのに、ずいぶん遠くまで来たような気持ちになります。
Foorin版では、子どもたちの声と一緒に目の前の夏を駆け回っているようだった曲が、米津玄師の落ち着いた声に変わると、少し前の景色を振り返っているように聞こえてくるんです。
メロディそのものは明るい。それなのに、聴き終わったあとに残るのは明るさだけではありません。夏休みの終わりや、もう戻れない幼い頃の時間までふっと思い出させるような、淡い寂しさがあります。
「パプリカ」は、米津玄師が作詞・作曲・プロデュースを手掛けたFoorinの楽曲を、自ら歌ったセルフカバーです。米津玄師版は2020年2月3日に配信リリースされています。
| 曲名 | パプリカ |
|---|---|
| アーティスト | 米津玄師 |
| 配信日 | 2020年2月3日 |
| 作詞・作曲 | 米津玄師 |
| 編曲 | 米津玄師、坂東祐大 |
| 楽曲 | Foorin「パプリカ」セルフカバー |
| アルバム収録 | 『STRAY SHEEP』5曲目 |
目次
米津玄師「パプリカ」を聴いた感想
「パプリカ」という曲をすでに知っている人ほど、米津玄師版の最初の印象は少し不思議かもしれません。
あの親しみやすいメロディはそのままなのに、声が変わっただけで景色の見え方まで変わってきます。
子どもの歌が、過ぎた夏を振り返る歌のように聞こえる
Foorin版では、子どもたちの声そのものが曲の大きな力になっています。外へ飛び出していくような元気さがあり、「今、この瞬間」を楽しんでいる感じが強いんですよね。
一方で米津玄師版は、そこまで前へ飛び出しません。
少し低く、力を抜いた声で言葉を置いていくことで、同じメロディがどこか記憶の中から聞こえてくるようになります。
個人的には、ここが米津玄師版「パプリカ」で一番好きなところです。
大人が子どもの世界をまねして歌っている感じではありません。むしろ、かつて自分にもあった時間を少し離れた場所から見つめている。その距離が、このセルフカバー独特の温度になっています。
明るいメロディなのに、少し寂しい
曲だけを取り出せば、「パプリカ」はかなり明るいメロディを持っています。口ずさみやすく、リズムにも軽さがあります。
ただ、米津玄師の声が乗ると、その明るさの奥にほんの少し影が見えてきます。
楽しかった季節ほど、あとから思い返すと寂しい。
そんな感覚に近いでしょうか。
夏の景色を描いているのに、ずっと夏の真ん中にいるわけではなく、もう夏が終わったあとから思い出しているようにも聞こえます。
明るさと懐かしさが同時にあるから、何度も聴きたくなるんだと思います。
米津玄師の歌声には、言葉を少し遠くへ運ぶ余白がある
もうひとつ耳に残るのが、歌い方の余白です。
一つひとつの言葉を強く押し出すというより、少し間を残しながら歌っているので、聴き手が自分の記憶を重ねられる場所があります。
「子どもたちを応援する歌」と説明すると分かりやすい曲ですが、米津玄師版まで聴くと、それだけでは収まりません。
子どもの頃に見た景色、家族と過ごした夏、もう会わなくなった人。聴く人によって思い浮かぶものが変わる曲になっています。
Foorin版「パプリカ」と米津玄師版の違い
米津玄師版を聴くうえでは、Foorin版とどちらが良いかを比べる必要はないと思います。
同じ曲なのに、歌う人が変わるだけで時間の向きまで変わって聞こえる。その違い自体が面白いからです。
| バージョン | 聴こえ方 |
|---|---|
| Foorin版 | 子どもたちの声が前へ飛び出し、今この瞬間を楽しむような明るさ |
| 米津玄師版 | 落ち着いた声によって、過ぎた季節や幼い頃を振り返るような懐かしさ |
Foorin版が「これからどこへ行こう」と走り出していく歌だとすれば、米津玄師版は、その姿を少し離れた場所から眺めているようにも感じます。
作った本人が歌ったから原曲に近づいた、という単純なセルフカバーではないんですよね。
一度ほかの人の声で世の中に広がった曲を、自分の声でもう一度歌うことで、別の時間が流れ始めています。
米津玄師「パプリカ」の公式MV
米津玄師版「パプリカ」のミュージックビデオは、2019年8月9日に公式YouTubeチャンネルで公開されています。
映像と一緒に聴くと、曲にある懐かしさがさらに分かりやすく感じられます。まずはFoorin版との違いを考えすぎず、米津玄師の声だけを追いながら一度聴いてみてほしいです。
米津玄師「パプリカ」のMP3フル配信・ダウンロード情報
米津玄師「パプリカ」は、music.jpやAmazon、iTunes Storeなどでダウンロード購入できます。
| 配信サービス | 単曲価格の目安 | 利用方法 |
|---|---|---|
| music.jp | 261円 | ダウンロード購入 |
| Amazon | 250円 | ダウンロード購入 |
| iTunes Store | 255円 | ダウンロード購入 |
| Amazon Music Unlimited | 月額制 | サブスク聴き放題 |
| Apple Music | 月額制 | サブスク聴き放題 |
※価格や配信状況は変更される場合があります。購入前に各サービスの最新表示をご確認ください。
music.jpで「パプリカ」をダウンロード
music.jpでは、米津玄師「パプリカ」を1曲ずつダウンロードして聴くことができます。
当サイト経由の特別プランでは、初回対象の場合に30日間の無料お試し期間があり、音楽などに利用できる通常ポイント600円分と、動画に利用できる1,000円分の動画ポイントが付与されます。
「パプリカ」が261円の場合、通常ポイントを使えばほかの楽曲と合わせてダウンロードすることもできます。
登録方法を先に確認したい場合は、music.jpの無料登録手順で詳しく紹介しています。
無料期間中に解約する場合の流れについては、music.jpのプレミアムコース解約手順も参考にしてください。
※無料お試しやポイント付与の対象・条件は変更される場合があります。申込画面で最新の料金・無料期間・解約条件をご確認ください。
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Amazonで「パプリカ」をダウンロード
Amazonでも「パプリカ」のデジタル音源を購入できます。サブスクではなく、1曲だけ手元に残して聴きたい場合はこちらが分かりやすい選択肢です。
iTunes Storeで「パプリカ」をダウンロード
iPhoneやApple製品を中心に使っている場合は、iTunes Storeで単曲購入する方法もあります。
「パプリカ」はAmazon Music・Apple Musicでも聴き放題
1曲ずつ購入する必要がなければ、Amazon Music UnlimitedやApple Musicなどのサブスクでも「パプリカ」を聴くことができます。
Amazon Music Unlimited
Amazon Music Unlimitedでは、「パプリカ」だけでなく米津玄師のほかの楽曲もまとめて聴けます。
Apple Music
Apple Musicでも米津玄師「パプリカ」が配信されています。Apple製品を普段から使っている人は、そのままライブラリへ追加して聴きやすいサービスです。
※無料体験の有無や期間、月額料金はキャンペーンなどにより変わる場合があります。最新情報は各サービスの申込画面をご確認ください。
米津玄師「パプリカ」はアルバム『STRAY SHEEP』にも収録
「パプリカ」は2020年2月3日にデジタルシングルとして配信されたため、「パプリカ」単独のCDシングルは発売されていません。
CDで手元に残したい場合は、2020年8月5日発売の米津玄師5thアルバム『STRAY SHEEP』に収録されています。「パプリカ」は5曲目です。
| アルバム | STRAY SHEEP |
|---|---|
| 発売日 | 2020年8月5日 |
| 「パプリカ」 | 5曲目に収録 |
| 収録曲数 | 全15曲 |
- カムパネルラ
- Flamingo
- 感電
- PLACEBO + 野田洋次郎
- パプリカ
- 馬と鹿
- 優しい人
- Lemon
- まちがいさがし
- ひまわり
- 迷える羊
- Décolleté
- TEENAGE RIOT
- 海の幽霊
- カナリヤ
「感電」「馬と鹿」「Lemon」などと並べて聴くと、「パプリカ」の柔らかさがアルバムの中でもかなり独特に聞こえます。
米津玄師のほかの楽曲も聴きたい場合は、米津玄師「感電」の配信情報や、米津玄師「馬と鹿」の配信情報もあわせてどうぞ。
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米津玄師「パプリカ」のよくある質問
米津玄師の「パプリカ」はFoorin版と同じ曲?
同じ楽曲ですが、米津玄師本人が歌ったセルフカバーバージョンです。作詞・作曲は米津玄師で、Foorin版とは歌声やアレンジの聞こえ方が大きく異なります。
米津玄師版「パプリカ」はいつ配信された?
2020年2月3日にデジタルシングルとして配信リリースされました。
「パプリカ」のCDはある?
米津玄師版「パプリカ」単独のCDシングルはなく、2020年8月5日発売の5thアルバム『STRAY SHEEP』に収録されています。
まとめ|米津玄師が歌うと「パプリカ」は少し違う時間を流れ始める
米津玄師版「パプリカ」は、Foorin版をそのまま本人の声で歌い直しただけのセルフカバーではありません。
子どもたちが歌うことで「今」の景色になっていた曲が、米津玄師の少し落ち着いた声を通すと、過ぎてしまった夏を思い返すような歌へ変わって聞こえます。
明るいメロディなのに、どこか寂しい。楽しそうなのに、少し遠い。
その矛盾した感じが、個人的にはこのバージョンの一番好きなところです。
Foorin版しか聴いたことがない人には、ぜひ一度、続けて聴き比べてみてほしいです。同じ「パプリカ」なのに、見えてくる季節が少し違います。
参考:米津玄師 official site「REISSUE RECORDS」/Sony Music『STRAY SHEEP』商品情報
※本ページにはプロモーションが含まれています。
出典:サムネイル パプリカ(YouTube)