MUSICSMASH!!

ダウンロード配信からサブクスまで音楽情報まとめ♪

米津玄師「馬と鹿」レビュー|歌詞の意味とMP3配信・ダウンロード情報

更新日:

米津玄師の「馬と鹿」は、2019年9月11日に発売されたシングルの表題曲で、TBS系日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』の主題歌として書き下ろされた楽曲です。

この曲を聴いてまず感じるのは、簡単には前へ進ませてくれないような音の重さです。力強い曲ではあるのですが、明るく背中を押してくれる応援歌とは少し違います。傷ついた体を引きずりながら、それでも一歩を踏み出そうとする。そんな人の姿が、重いリズムと米津玄師の歌声から浮かんできます。

そしてサビでは、それまで抑えていた感情が一気にあふれ出します。きれいな言葉で励ますのではなく、痛みも悔しさも抱えたまま、大切なものへ向かっていく。その必死さが「馬と鹿」という曲の大きな聴きどころです。

この記事では、米津玄師「馬と鹿」の歌声やメロディ、歌詞についてレビューするとともに、MP3などの音楽ダウンロード配信、サブスク、CDの購入情報を紹介します。

米津玄師「馬と鹿」レビュー|傷ついても前へ進まずにはいられない歌

重く踏みしめるリズムが生み出す、独特の緊張感

「馬と鹿」のサウンドで特に耳に残るのは、地面を一歩ずつ踏みしめているような重いリズムです。

勢いよく駆け抜けるというより、一歩進むたびに体の重さを感じるような音の運び方。テンポだけで聴き手を盛り上げる曲ではなく、繰り返される力強い響きが、少しずつ気持ちを高ぶらせていきます。

この曲には、華やかに飾り立てた応援歌とは違う泥くささがあります。

何かを必死に追いかけているときは、いつも前向きな気持ちでいられるわけではありません。思うように結果が出なかったり、もう諦めたいと思ったり。それでも足を止められない人の苦しさが、音の重みと重なって聞こえてきます。

同じ米津玄師のドラマ主題歌でも、「感電」は跳ねるようなリズムと遊び心のある歌い方が特徴です。それに対して「馬と鹿」は、もっと不器用で切実。軽やかに走り抜ける「感電」とは反対に、重たいものを背負いながら進む力を感じます。

米津玄師「感電」レビュー|『MIU404』主題歌の魅力とMP3ダウンロード情報

米津玄師の「感電」は、イントロから不思議な高揚感を連れてくる曲です。 軽やかに跳ねるリズム、うねるようなベース、華やかな管楽器の音。夜の街を車で走り抜けていくようなスピード感があるのに、どこか肩の力が ...

続きを見る

米津玄師の張りつめた歌声が、サビへ向かって変化していく

歌声にも、この曲ならではの緊張感があります。

序盤の米津玄師は、感情を一度に吐き出すのではなく、言葉をひとつずつ確かめるように歌っています。少し低く、重さを残した声からは、簡単に整理できない思いが伝わってきます。

ところが曲が進むにつれて、その声は少しずつ強さを増していきます。

私が特に好きなのは、サビに入った瞬間の歌声です。

それまで内側に押し込めていたものが、抑えきれなくなったように大きく広がる。米津玄師の声が強く伸びるところでは、ただ力強く歌っているというより、どうしても伝えなければならない感情を声に変えているように聞こえます。

しかも、すべてを振り切ったような爽快さだけでは終わりません。声の奥には、まだ消えていない痛みや迷いが残っているように感じられます。

この張りつめた感覚があるからこそ、サビの大きな盛り上がりにも、単なる迫力以上のものが生まれているのでしょう。

サビで感情が噴き出しても、痛みは消えない

「馬と鹿」は、メロディの広がり方もよくできています。

前半では重いリズムの中を歌声が進み、サビになると視界が急に開けたように音が大きく広がっていきます。

ただ、そこで気持ちがすっきり晴れるわけではないところが、この曲のおもしろさです。

サビには確かに高揚感があります。それでも、曲の根底にある苦しさや切実さは消えません。むしろ、苦しさを抱えているからこそ、感情が大きく噴き出す瞬間に説得力が生まれています。

本当はもう傷つきたくない。それでも、どうしても手放せないものがある。

そんな相反する気持ちが、力強いメロディの中でぶつかり合っているようです。

この曲を単なる勝利への応援歌として聴いてしまうと、少しもったいない気がします。サビで伝わってくるのは、勝てると信じている人の自信よりも、結果がどうなろうと自分の気持ちを曲げられない人の必死さではないでしょうか。

歌詞に描かれるのは、傷つくことを恐れない強さではない

「馬と鹿」の歌詞には、傷や痛み、砂、芝生といった、生々しい感覚につながる言葉が登場します。

どれも美しく整えられた風景というより、実際に体を動かし、傷つき、何かにぶつかってきた人の記憶を思わせる言葉です。

けれど、この歌詞の中心にあるのは、痛みに耐えることそのものではないと思います。

大切な誰かを思う気持ちや、どうしても譲れないものへの執着。周囲から見れば理解されないかもしれないし、自分でも無謀だと分かっている。それでも、その気持ちをなかったことにはできないのです。

だからこそ「馬と鹿」は、力強い応援歌であると同時に、とても切実な愛の歌としても聴けます。

傷つかないために大切なものを諦めるのではなく、傷つくと分かっていても、そこへ向かってしまう。

米津玄師は、その不器用さを否定せず、重たい音と張りつめた歌声で描いています。

「Lemon」が失った人への思いを胸の内に抱え込む曲だとすれば、「馬と鹿」は、その痛みを抱えたまま外へ向かって進む曲です。同じように切実な感情を歌っていても、聴き終わったときに残る熱の種類はずいぶん違います。

米津玄師「Lemon」レビュー|歌詞に込められた喪失感とMP3配信・ダウンロード情報

米津玄師の「Lemon」は、2018年に放送されたTBS系ドラマ『アンナチュラル』の主題歌として書き下ろされた楽曲です。 大切な人を失った悲しみを歌った曲ですが、最初から感情を大きくぶつけてくるわけで ...

続きを見る

ドラマ『ノーサイド・ゲーム』主題歌としての「馬と鹿」

「馬と鹿」は、2019年にTBS系日曜劇場で放送されたドラマ『ノーサイド・ゲーム』の主題歌です。

池井戸潤の小説を原作とする同作は、大泉洋演じる君嶋隼人が、低迷するラグビーチーム「アストロズ」の再建に取り組む物語。仕事でもスポーツでも、挫折や厳しい現実に向き合う人々の姿が描かれています。

このドラマと「馬と鹿」がよく合っているのは、どちらも簡単な成功や勝利を描いていないところでしょう。

うまくいかない現実にぶつかり、それでも何かを信じて進もうとする。ドラマの中でこの曲が流れると、登場人物の悔しさや覚悟が、歌声によってさらに大きく伝わってきます。

一方で、ドラマを離れて楽曲だけを聴いても、その感情は十分に伝わります。

スポーツをしている人だけの歌ではありません。仕事や夢、誰かとの関係など、簡単には諦められないものを持つ人なら、自分自身の気持ちと重ねられる曲だと思います。

米津玄師「馬と鹿」の公式ミュージックビデオ

「馬と鹿」の公式ミュージックビデオも公開されています。

映像を手掛けたのは山田智和。米津玄師自身の姿と多くの人々が登場する映像が、楽曲に込められた感情の大きさを視覚的にも伝えています。

個人的には、音源だけで聴いたあとにMVを見るのがおすすめです。最初は歌声とリズムの重さに集中し、次に映像と合わせて聴くと、曲の持つ切実さがまた違った形で感じられます。

動画が表示されない場合は、YouTubeの公式MVから視聴できます。

歌詞を確認しながら聴きたい方は、歌ネットなどの歌詞掲載サービスも利用できます。

米津玄師「馬と鹿」のMP3配信・ダウンロード購入情報

「馬と鹿」は、音楽配信サービスで楽曲を購入してダウンロードすることができます。

月額制のサブスクで聴く方法とは違い、単曲購入なら「馬と鹿」だけを選んで購入できます。繰り返し聴きたい曲を手元に残しておきたい方には、こちらが向いています。

配信サービス 購入・利用方法
music.jp ポイントを使った楽曲購入に対応。music.jpの案内はこちら
iTunes Store 曲単位でのダウンロード購入に対応。「馬と鹿」の配信ページはこちら
Amazon 音楽の購入・配信情報を確認できます。Amazonの「馬と鹿」商品ページはこちら

販売価格や音声ファイルの形式はサービスによって異なります。MP3やAACなど、希望する形式で保存できるかどうかは、購入前に各サービスの案内を確認してください。

music.jpの30日間無料お試しとポイントを利用する方法

music.jpでは、対象の特別プランを初めて利用する場合、30日間の無料お試しが用意されています。

無料期間中に解約すれば、月額料金は0円です。ただし、解約せずに継続すると31日目以降は月額1,958円(税込)が発生します。

対象プランの無料お試しでは、音楽などの購入に使える通常ポイント600ポイントが付与されます。このポイントを利用できれば、対象楽曲を追加の支払いなしで購入できる場合があります。

なお、無料お試しで付与されたポイントは無料期間終了時に失効するため、利用する場合は期限にも注意してください。また、キャンペーンの対象条件や付与ポイントは申し込み前に確認しておきましょう。

music.jpの30日間無料お試しを確認する

登録方法を詳しく知りたい方は、music.jpの無料登録手順を参考にしてください。

また、継続利用を考えていない方は、music.jpのプレミアムコース解約手順も事前に確認しておくと安心です。

music.jpのプレミアムコース解約手順

このページでは総合エンタメサイト「music.jp」のプレミアムコース解約手順について解説します。スマホの画面を使って説明しますが、パソコンからも解約することができます。 このサイトから申し込める「m ...

続きを見る

「馬と鹿」はAmazon MusicやApple Musicのサブスクでも聴ける?

「馬と鹿」は、Amazon MusicやApple Musicなどの定額制音楽配信サービスでも配信されています。

1曲だけを購入して残しておきたい場合はダウンロード購入、米津玄師のほかの楽曲もまとめて楽しみたい場合はサブスクというように、普段の聴き方で選ぶとよいでしょう。

Amazon Music Unlimited

Amazon Music Unlimitedでは、「馬と鹿」を含む米津玄師の楽曲を楽しめます。

アルバム『STRAY SHEEP』にも「馬と鹿」が収録されているので、「感電」「Lemon」などと続けて聴き比べてみるのもおすすめです。

Amazon Music Unlimitedの公式案内はこちら

Apple Music

Apple Musicでも「馬と鹿」を聴くことができます。

Apple製品を普段から使っている方や、米津玄師のアルバムをまとめて聴きたい方には、こちらも便利な選択肢です。

Apple Musicで『STRAY SHEEP』を確認する

サブスクのオフライン再生用ダウンロードは、通常の楽曲購入とは異なり、サービスの契約状況によって利用条件が変わります。楽曲を購入して保存したい場合は、前述のダウンロード販売サービスを確認してください。

米津玄師「馬と鹿」の収録CD・アルバム情報

シングルCD『馬と鹿』

「馬と鹿」は、2019年9月11日にシングルCDとして発売されました。

CDには「馬と鹿」のほか、映画『海獣の子供』主題歌の「海の幽霊」と「でしょましょ」を収録。通常盤のほか、ホイッスル型ペンダント付きのノーサイド盤、DVD付きの映像盤が発売されています。

「馬と鹿」だけでなく、同時期の米津玄師の音楽を楽しみたい方には、シングルCDもおすすめです。

シングル『馬と鹿』のCD購入先を確認する

アルバム『STRAY SHEEP』にも収録

「馬と鹿」は、2020年8月5日発売の5thアルバム『STRAY SHEEP』にも収録されています。

同アルバムには「感電」「Lemon」「カムパネルラ」「海の幽霊」なども収録。米津玄師がさまざまな感情をどのような歌声とサウンドで描いているのか、アルバムを通して聴くと、その幅広さがよく分かります。

「馬と鹿」をきっかけにほかの楽曲にも興味が出た方は、『STRAY SHEEP』を聴いてみるのもよいでしょう。

『STRAY SHEEP』の収録曲・CD情報はこちら

米津玄師のほかの楽曲レビューも紹介

「馬と鹿」のような切実な曲だけでなく、米津玄師は楽曲によって歌声やサウンドの表情を大きく変えています。

軽やかなリズムと危うさが同居する「感電」、喪失の痛みを静かに描く「Lemon」も、それぞれ違った聴きごたえがあります。

「馬と鹿」の重さが気に入った方ほど、こうした曲と聴き比べることで、米津玄師の音楽の振り幅を感じられると思います。

米津玄師「Lemon」レビュー|歌詞に込められた喪失感とMP3配信・ダウンロード情報

米津玄師の「Lemon」は、2018年に放送されたTBS系ドラマ『アンナチュラル』の主題歌として書き下ろされた楽曲です。 大切な人を失った悲しみを歌った曲ですが、最初から感情を大きくぶつけてくるわけで ...

続きを見る

まとめ|「馬と鹿」は、痛みを抱えたまま大切なものへ向かう歌

米津玄師の「馬と鹿」は、力強いリズムと張りつめた歌声が、最後まで独特の緊張感を生み出している楽曲です。

サビで感情が大きく広がるところには確かに勇気をもらえます。でも、この曲が聴き手の胸に残る理由は、それだけではないと思います。

傷ついたことも、迷っていることも、無理に消そうとはしない。それでも、どうしても諦められないものがある。そんな人間の不器用な強さが、この曲には流れています。

ドラマ『ノーサイド・ゲーム』の主題歌として知った方も、ぜひ一度、楽曲だけにじっくり耳を傾けてみてください。

重く進むリズムの先で、米津玄師の声が大きく伸びていく瞬間。そこに込められた思いは、スポーツや勝負という枠を超えて、自分自身の大切なものを思い出させてくれるかもしれません。

何度聴いても、あのサビには少し胸を締めつけられます。


※本記事には広告リンクを含みます。
出典:馬と鹿(amazon)

-音楽
-,

Copyright© MUSICSMASH!! , 2026 All Rights Reserved.