
Official髭男dismの「Pretender」(プリテンダー)は、2019年5月15日に発売されたメジャー2ndシングルの表題曲です。映画『コンフィデンスマンJP ロマンス編』の主題歌として書き下ろされました。
「Pretender」を聴いていて面白いのは、こんなにも明るく華やかな音が鳴っているのに、歌っている内容はどうしようもなく切ないことです。
軽やかな鍵盤、心地よく弾むリズム、そして藤原聡の伸びやかな歌声。サウンドだけなら恋の高揚感を歌っているようにも聞こえます。しかし、歌詞を追っていくと、そこにいるのは好きな相手との未来を諦めようとしている人です。
もう自分ではどうにもできないとわかっている。それなのに、まだ好きでいることをやめられない。「Pretender」は、そんな割り切れない気持ちを、驚くほど美しいポップソングにしてしまった曲だと思います。
この記事では、「Pretender」の歌声やメロディ、歌詞を中心にレビューしながら、MP3ダウンロード購入、サブスク配信、CD情報も紹介します。
目次
- 1 Official髭男dism「Pretender」の基本情報
- 2 Official髭男dism「Pretender」を聴いた感想・レビュー
- 3 映画『コンフィデンスマンJP ロマンス編』と「Pretender」の相性
- 4 「Pretender」はMP3でダウンロード購入できる?
- 5 music.jpの30日間無料お試しで「Pretender」をダウンロードする方法
- 6 「Pretender」はAmazon Music UnlimitedやApple Musicでも聴ける
- 7 「Pretender」のCDはシングルとアルバムで購入できる
- 8 「Pretender」と一緒に聴きたいOfficial髭男dismの曲
- 9 「Pretender」は、明るい音の中に忘れられない恋が残る曲
Official髭男dism「Pretender」の基本情報
- アーティスト:Official髭男dism
- 楽曲名:Pretender(プリテンダー)
- 発売日:2019年5月15日(先行配信:4月17日)
- 作詞・作曲:藤原聡
- 編曲:Official髭男dism
- タイアップ:映画『コンフィデンスマンJP ロマンス編』主題歌
- CD収録:シングル『Pretender』、アルバム『Traveler』
「Pretender」は、ピアノを中心にした華やかなサウンドと、どこか苦しさを抱えたラブストーリーが重なるミディアムテンポの楽曲です。
Official髭男dism「Pretender」を聴いた感想・レビュー
華やかな鍵盤と弾むリズムが、かえって切なさを強くする
「Pretender」は、イントロから鍵盤の明るい響きが耳に残ります。
細かく動く音に、ベースとドラムの心地よいリズムが重なり、曲は軽やかに進んでいきます。失恋や報われない恋を歌う曲というと、静かなピアノや重たいサウンドを思い浮かべますが、「Pretender」はその反対です。
音だけを聴いていると、少しおしゃれで、どこか楽しそうな雰囲気さえあります。ところが、そこへ藤原聡の歌声が入ってくると、曲の表情が変わっていくんです。
メロディは滑らかで、リズムも軽快。それなのに、歌詞には恋愛が思い描いたようには進まない現実が綴られています。
私がこの曲で特に好きなのは、サウンドが明るくなるほど、歌っている人の寂しさが浮き上がってくるところです。
普通なら音楽が盛り上がれば、気持ちも前向きになっていきそうなものです。でも「Pretender」では、音が華やかに広がっても、歌の主人公が置かれている状況は変わりません。
鍵盤は明るく鳴り続け、リズムも止まらない。その中で、届かない恋心だけが取り残されているように聞こえる。この明るさと切なさのずれが、曲を何度も聴きたくなる理由の一つだと思います。
藤原聡の伸びやかな高音に、諦めきれない気持ちがにじむ
「Pretender」の中心にあるのは、やはり藤原聡の歌声です。
Aメロでは、目の前の出来事を振り返るように言葉を運んでいきます。歌い方にはどこか冷静さがあり、自分の恋がうまくいかないことも、すでにわかっているような雰囲気があります。
ところが、サビに入ると声がぐっと高く伸びていきます。
ここが何とも切ないんですよね。
高い声にはしっかりとした力があるのに、歌っているのは相手との未来を諦めるような言葉です。前へ突き抜ける歌声と、後ろへ引き戻されるような感情が同時に聞こえてきます。
しかも、藤原聡は最初から最後まで悲しそうに歌うわけではありません。軽やかに言葉を置く部分もあれば、声を張って気持ちを外へ出す部分もある。その変化が自然なので、歌詞の主人公が自分でも整理できていない気持ちを抱えているように感じます。
特にサビの高音は、単に歌唱力の高さを見せるためのものではないと思います。
諦めなければいけないと頭では理解しているのに、気持ちがそこについていかない。そんな苦しさが、あの伸びやかな声から伝わってきます。
好きなのに、自分が相手の運命の人ではないと知っている
「Pretender」の歌詞が切ないのは、単に好きな人と結ばれないからではありません。
歌の主人公は、自分と相手が思い描いた関係にはなれないことを、どこかで理解しています。
恋が始まった頃に期待していた未来と、実際に目の前にある現実。その違いを受け入れようとしながらも、どうしても気持ちを手放せないんです。
もし出会い方が違っていたら。もし自分たちを取り巻く状況が違っていたら。
そんな、もう変えられないことを考えてしまうところにも、この曲の生々しさがあります。
誰かを好きになったとき、必ずしも相手の気持ちを変えられるわけではありません。自分がどれだけ相手を大切に思っていても、それだけではどうにもならないことがあります。
「Pretender」は、その現実から目をそらしません。
それでも最後には、相手の美しさを認める言葉が残ります。自分のものにはならないとわかっていても、その人が特別であることは変わらない。そこが、ただの別れの歌とは少し違うところです。
相手を忘れたいのか、それとも忘れたくないのか。主人公自身にも答えが出ていないように聞こえます。
恋の終わりをきれいに受け入れた人の歌ではなく、終わりを理解しているのに、まだその場所から動けない人の歌。私は「Pretender」を聴くたびに、そんな感覚が残ります。
「Pretender」というタイトルが持つ、もう一つの切なさ
「Pretender」は、日本語では「ふりをする人」や「偽る人」などの意味を持つ言葉です。
信用詐欺師たちが活躍する映画『コンフィデンスマンJP』の主題歌として考えると、作品とのつながりがわかりやすいタイトルでもあります。
ただ、歌詞を聴いていると、別の意味も感じられます。
本当はまだ相手が好きなのに、もう諦めたように振る舞う。傷ついているのに、何でもないふりをしてしまう。
そう考えると、この曲の主人公自身も、自分の気持ちを隠している「Pretender」なのかもしれません。
もちろん、歌詞が一つの答えを示しているわけではありません。ただ、このタイトルを意識して聴き直すと、軽やかなリズムの裏側にも、少し無理をして笑っているような寂しさが見えてきます。
映画『コンフィデンスマンJP ロマンス編』と「Pretender」の相性
「Pretender」は、2019年5月17日公開の映画『コンフィデンスマンJP ロマンス編』の主題歌です。
『コンフィデンスマンJP』は、ダー子、ボクちゃん、リチャードら信用詐欺師たちが、巧みな仕掛けで相手を欺いていく作品です。ドラマ版ではOfficial髭男dismの「ノーダウト」が主題歌を担当していました。
「ノーダウト」が駆け引きの楽しさやスリルを感じさせる曲だとすれば、「Pretender」はもっと人の感情に近いところを歌っています。
相手を騙すことと、自分の本音を隠すこと。意味は違いますが、どちらにも「本当のことを見せない」という共通点があります。
映画の物語と一緒に聴くと、この曲が単なる片思いのラブソングではなく、嘘と本音が交差する作品の世界にもつながっていることが感じられます。
一方で、「Pretender」は映画を観ていなくても十分に楽しめる曲です。相手を好きなまま諦めようとする感情は、映画の設定を知らなくても伝わってきます。
映画の主題歌としての意味と、一曲のラブソングとしての意味。その両方で聴けるところも、この曲の面白さでしょう。
Official髭男dism「Pretender」公式ミュージックビデオを見る(YouTube)
「Pretender」はMP3でダウンロード購入できる?
Official髭男dismの「Pretender」は、ダウンロード販売サービスでも購入できます。
サブスクとは違い、買い切りで購入した楽曲は、契約を継続しなくても聴けるのが利点です。「Pretender」を繰り返し聴きたい人や、音楽ファイルを手元に残しておきたい人に向いています。
| サービス | 購入・配信情報 |
|---|---|
| music.jp | 通常音質261円・ポイント購入に対応 |
| Amazon Music | デジタル楽曲の購入ページを確認可能 |
| iTunes Store | 買い切りダウンロードに対応 |
music.jpでは「Pretender」の通常音質版が261円で配信されています。AppleのiTunes StoreではAAC形式で販売されるため、MP3形式で保存したい場合は購入前に各サービスのファイル形式を確認してください。
music.jpで「Pretender」を購入する
music.jpでは、購入に使えるポイントを利用して「Pretender」をダウンロードできます。通常音質版のほか、ハイレゾ音源も用意されています。
Amazon Musicで「Pretender」を確認する
Amazon Musicでも「Pretender」の楽曲を確認できます。購入する場合は、聴き放題サービスへの登録画面とデジタル楽曲の購入画面を間違えないようにしてください。
iTunes Storeで「Pretender」を購入する
iPhoneを使っている人なら、iTunes Storeで楽曲を購入する方法もあります。
Apple Musicの作品ページから「Pretender - Single」を確認でき、iTunes Storeでの購入にも対応しています。なお、Apple Musicの月額聴き放題サービスと、iTunes Storeの買い切り購入は別のサービスです。
「Pretender - Single」をApple Music/iTunes Storeで確認する
※楽曲価格、購入方法、ファイル形式などは変更される場合があります。購入前に各サービスの表示をご確認ください。
music.jpの30日間無料お試しで「Pretender」をダウンロードする方法
music.jpの対象となる30日間無料お試しプランでは、初回登録時に音楽購入に利用できる600円分の通常ポイントが付与されます。
「Pretender」の通常音質版が261円の場合、このポイントを使えば追加料金を支払わずに購入できます。ポイントが残っていれば、ほかの楽曲を購入することも可能です。
対象の30日間無料お試しは、無料期間中に有料コースを解約すれば月額料金がかかりません。
ただし、無料期間内に解約しなかった場合、31日目以降は月額1,958円(税込)が発生します。また、お試し期間中にもらったポイントは無料期間の終了とともに失効します。
無料お試しは対象者・対象プラン限定です。登録する際は、30日間無料の表示と付与される通常ポイント数を確認してください。
登録方法がわからない場合は、以下の記事で手順を確認できます。
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music.jpの無料登録手順
music.jpのプレミアムコース解約手順
「Pretender」はAmazon Music UnlimitedやApple Musicでも聴ける
「Pretender」は、Amazon Music UnlimitedやApple Musicなどの定額制音楽配信サービスでも楽しめます。
「Pretender」だけでなく、Official髭男dismのほかの楽曲もまとめて聴きたいなら、サブスクを利用するのも便利です。
Amazon Music Unlimited
Amazon Music Unlimitedでは、Official髭男dismの楽曲をまとめて聴くことができます。
「Pretender」から「ノーダウト」「宿命」などへ続けて聴いてみると、同じバンドでも曲ごとにリズムや歌声の表情が大きく違うことがわかります。
Amazon Music Unlimitedの公式サイトを見る
Apple Music
Apple Musicでも「Pretender」をストリーミング再生できます。
「Pretender」を収録したアルバム『Traveler』も配信されているので、この曲をきっかけに当時のOfficial髭男dismの楽曲をまとめて聴きたい人にもおすすめです。
なお、サブスクのダウンロード機能はアプリ内でオフライン再生するためのものです。買い切りで購入する方法とは異なり、サービスを解約すると、基本的にダウンロード済みの楽曲も再生できなくなります。
「Pretender」のCDはシングルとアルバムで購入できる
「Pretender」は2019年5月15日にCDシングルとして発売されています。
通常盤には、オリジナル版に加えて「Amazing」と「Pretender (Acoustic ver.)」の全3曲が収録されています。
- 01. Pretender
- 02. Amazing
- 03. Pretender (Acoustic ver.)
「Pretender」のアコースティック版も聴いてほしいところです。
オリジナル版では華やかなバンドサウンドに包まれていた歌声を、より落ち着いた雰囲気の中で楽しめます。曲の持つ切なさを違った角度から味わえるので、聴き比べるのもいいと思います。
CDには通常盤(PCCA.04785)のほか、ライブDVDを付属した数量限定初回限定盤(PCCA.04784)も発売されました。
ポニーキャニオン公式サイトで「Pretender」のCD情報を見る
また、「Pretender」は2019年10月9日発売のメジャー1stアルバム『Traveler』にも収録されています。
「イエスタデイ」や「宿命」など、当時のOfficial髭男dismを代表する楽曲を一緒に聴きたいなら、アルバムで楽しむのもいいでしょう。
Official髭男dism『Traveler』公式特設サイトを見る
「Pretender」と一緒に聴きたいOfficial髭男dismの曲
「Pretender」を聴き直したあとに、ぜひ続けて聴いてほしいのが「ミックスナッツ」です。
「ミックスナッツ」は、鍵盤やリズムが細かく動き、次々に音が飛び込んでくる曲。「Pretender」にもある華やかさを、もっと慌ただしく、遊び心のある方向へ広げています。
どちらも明るく聞こえるサウンドの奥に、簡単には整理できない感情が流れているところは共通しています。
Official髭男dism「ミックスナッツ」のレビュー・配信情報はこちら
もう一曲、少し違った方向から聴いてほしいのが「Sharon」です。
「Pretender」が、届かない恋心を抱えながら相手との未来を諦めようとする曲だとすれば、「Sharon」は大切な人への気持ちを抱えながら、自分の居場所を見つめる曲です。
藤原聡の伸びやかな声は共通していますが、その声が向かっていく先はかなり違います。続けて聴くと、Official髭男dismのラブソングが持つ表情の幅を感じられると思います。
Official髭男dism「Sharon」のレビュー・配信情報はこちら
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「Pretender」は、明るい音の中に忘れられない恋が残る曲
「Pretender」は、サビのメロディだけでも耳に残る曲です。藤原聡の高音も気持ちよく、華やかなサウンドには聴いていて楽しくなる部分もあります。
でも、最初から最後まで歌詞を追いながら聴くと、少し違って聞こえてきます。
好きな相手との未来を諦めようとしているのに、気持ちだけはどうしても残ってしまう。歌声が高く伸びても、鍵盤が明るく鳴っても、その現実は変わらないんです。
それでも曲は暗く沈むことなく、美しいメロディのまま進んでいきます。
しばらく聴いていなかった人にも、ぜひ一度、最初から最後まで聴き直してほしいです。サビの有名なフレーズだけでなく、そこへ向かうまでの歌声や、鍵盤とリズムの軽やかさにも耳を向けてみてください。
明るく聞こえる曲なのに、聴き終わると少し寂しい。その不思議な後味が、やはり「Pretender」らしいと思います。
「Pretender」を手元に残したい場合はmusic.jpやiTunes Storeなどのダウンロード購入、Official髭男dismのほかの楽曲と一緒に楽しみたい場合はAmazon Music UnlimitedやApple Musicからチェックできます。
※本ページにはプロモーションが含まれています。
出典:Pretender(amazon)