
THE YELLOW MONKEYの「CAT CITY」は、2025年7月9日にリリースされた26枚目のシングルです。
TVアニメ『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』のオープニングテーマに起用された楽曲で、作詞を吉井和哉、作曲を菊地英昭が担当しています。
タイトルだけを見ると、少しコミカルな“猫ソング”を想像するかもしれません。実際、歌詞には猫への愛情とかなり自由な言葉遊びが詰め込まれています。
ただ、音を聴いていくと、それだけでは終わりません。むしろ耳に残るのは、吉井和哉の艶っぽい歌声と、ざらっとしたロックの手触り。猫のように予測できない動きを見せる曲なのに、どこを切ってもTHE YELLOW MONKEYらしい匂いが残っています。
| 曲名 | CAT CITY |
|---|---|
| アーティスト | THE YELLOW MONKEY |
| リリース日 | 2025年7月9日 |
| 作詞 | 吉井和哉 |
| 作曲 | 菊地英昭 |
| タイアップ | TVアニメ『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』オープニングテーマ |
目次
THE YELLOW MONKEY「CAT CITY」を聴いた感想
最初に耳を引かれたのは、曲そのものの軽さよりも、その奥にある妙な色気でした。
勢いのあるロックナンバーなのですが、一直線に駆け抜けるタイプではありません。ギターもリズムも少しずつ表情を変えながら進み、気付けば別の方向へ身体を引っ張られている。その落ち着かなさが、猫が気分のまま歩き回っている姿と妙に重なります。
そして、その真ん中にいる吉井和哉の声がいいんです。
若々しく力で押すのではなく、少し癖のある声を転がすように歌う。力を抜いたところにも艶があって、ふざけた言葉さえどこか危ない匂いを帯びて聞こえてきます。
吉井和哉の歌声が、曲をただの“猫ソング”にさせない
「CAT CITY」は、言葉だけを拾えばかなり遊んでいる曲です。
猫を題材にしたユーモラスなフレーズが次々に出てきますし、THE YELLOW MONKEYをあまり知らない人が歌詞だけを読めば、「ずいぶん変わった曲だな」と感じるかもしれません。
ところが吉井和哉が歌い始めると、その言葉が急にロックになります。
少し鼻にかかるような独特の声、語尾をまとわりつかせるような歌い回し、ふっと力を抜いた直後に前へ出てくる強さ。その歌声のおかげで、コミカルな言葉と妖しい空気が同時に成立しています。
私がこの曲で特に好きなのはここです。
猫をかわいく描くだけなら、もっと明るく親しみやすい曲にもできたはずです。でも「CAT CITY」には、かわいさの横に少し胡散臭さがある。そこがTHE YELLOW MONKEYらしいんですよね。
気まぐれに動くリズムと、むき出しのロック感
作曲を担当しているのはギターの菊地英昭です。
ギターのリフはかなり骨太で、ベースとドラムも遠慮なく前へ出てきます。サウンドだけを取り出せば、かなり正面から鳴らしたロックです。
一方で、曲の動きは妙に自由。
同じ場所にじっとしている感じがなく、次から次へと小さな仕掛けが入ってきます。猫を追いかけていたら急に方向を変えられてしまったような、少し振り回される感覚があります。
整いすぎていないところも面白いです。
音をきれいに並べてスマートに聴かせるというより、面白そうなものを次々に放り込み、それをバンドの力で強引にロックへまとめてしまう。長く活動してきたバンドなのに、妙に悪ノリが残っています。
夜の街を歩くような妖しさと猥雑さ
「CAT CITY」というタイトルから私が浮かべるのは、昼間のかわいい猫ではなく、夜の街を自由に歩き回る猫です。
ビルの間を抜けて、ネオンの下をふらっと歩き、こちらが近づけば急にどこかへ消えてしまう。曲にもそんなつかみどころのなさがあります。
しかも、そこにTHE YELLOW MONKEYが昔から持っているロックの猥雑さが混ざります。
きれいなだけでも、かわいいだけでもない。少し下品で、少し怪しくて、それでも妙に格好いい。
ベテランバンドの新曲という言葉だけでは、この曲の面白さはあまり伝わらないと思います。長く活動してきたから落ち着くのではなく、今でもこういう遊び方ができる。その自由さこそ「CAT CITY」の聴きどころです。
『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』OPとしても相性がいい
「CAT CITY」は、TVアニメ『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』のオープニングテーマとして制作された楽曲です。
猫に触れると人間まで猫になってしまうという、かなり突き抜けた設定を持つ作品だけに、普通の格好いいロックでは少し真面目すぎたのかもしれません。
「CAT CITY」は、演奏そのものは本気なのに、歌詞は大胆に遊んでいる。そのバランスが作品のシュールな世界とうまく噛み合っています。
アニメを離れて一曲だけで聴いても十分にTHE YELLOW MONKEYのロックなのに、映像と重なると猫まみれの世界へ一気に連れていかれる。この二つの顔を持っているのも面白いところです。
『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』公式サイトで主題歌情報を見る
「CAT CITY」の公式MV
「CAT CITY」のOfficial Music Videoも公開されています。
音だけで聴いても十分クセの強い曲ですが、映像と合わせると、この曲が持つ遊び心や少し異様な世界観がさらにわかりやすくなります。
「CAT CITY」のMP3・ダウンロード配信情報
THE YELLOW MONKEY「CAT CITY」は、2025年7月9日から主要音楽配信サービスで配信されています。
| サービス | 価格の目安 | 配信 |
|---|---|---|
| music.jp | 261円 | ダウンロード購入 |
| Amazon Music | 250円 | 楽曲配信 |
| iTunes Store | 255円 | ダウンロード購入 |
※価格や配信条件は変更される場合があります。購入前に各サービスで最新情報をご確認ください。
Amazon Music
Amazon Musicでは「CAT CITY」のフル音源が配信されています。
iTunes Store
Appleの「CAT CITY - Single」には、「CAT CITY」「CAT CITY(Anime Size)」「CAT CITY(Instrumental)」の3曲が収録されています。
music.jpで「CAT CITY」をダウンロード
music.jpでは、楽曲をポイントで購入して端末へダウンロードできます。
特別限定プランでは30日間の無料お試し期間が用意され、登録時に600円分の通常ポイントが付与されるため、音楽購入にも利用できます。
サブスクの「ダウンロード」と違い、music.jpで購入した楽曲は買い切りです。定額サービスを解約したあとも聴きたい人には、こちらのほうがわかりやすいでしょう。
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「CAT CITY」はサブスクでも聴ける
「CAT CITY」は、Amazon Music UnlimitedやApple Musicなどの定額制音楽配信サービスでも聴くことができます。
何度も聴きたい場合や、THE YELLOW MONKEYの過去曲までまとめて楽しみたいなら、サブスクのほうが使いやすいでしょう。
Amazon Music Unlimited
Amazon Music Unlimitedでは「CAT CITY」を含むTHE YELLOW MONKEYの楽曲をストリーミング再生できます。
Apple Music
Apple Musicでも「CAT CITY」が配信されています。
※サブスクの「ダウンロード」は契約中にオフライン再生するための保存機能で、MP3などの買い切り購入とは異なります。
「CAT CITY」はCDでも発売
「CAT CITY」は配信だけでなく、2025年7月9日にCDシングルとしても発売されています。
| 形態 | 品番 | 価格 |
|---|---|---|
| 通常盤 | WPCL-13659 | 1,100円(税込) |
| 初回生産限定盤 | WPCL-13660 | 1,650円(税込) |
通常盤には「CAT CITY」のほか、「CAT CITY(Anime Size)」「CAT CITY(Instrumental)」を収録。
初回生産限定盤には「CAT CITY」に加え、「THE YELLOW MONKEY TOUR 2024/25 ~Sparkleの惑星X~」から選ばれたライブ音源が収録されています。
さらにファンクラブ限定の「BELIEVER.盤」も3種類制作されており、それぞれ異なる過去作品のライブ音源を収録した仕様です。
THE YELLOW MONKEY公式サイトで「CAT CITY」のCD詳細を見る
まとめ
THE YELLOW MONKEY「CAT CITY」は、猫を題材にした面白さだけで聴いてしまうには、少しもったいない曲です。
吉井和哉の艶を残した歌声、菊地英昭のむき出しのロック感、気まぐれに曲がっていくリズム。その全部が混ざることで、かわいい猫の向こう側から、怪しい夜の街の匂いまで漂ってきます。
私が何度か聴いて一番残ったのは、やはりその“品の悪さを恐れない感じ”でした。
きれいにまとめない。ちょっとふざける。でも演奏は本気。そのバランスは、THE YELLOW MONKEYだから成立しているように思います。
タイトルを見て軽い企画曲だと思っていた人ほど、一度フルで聴いてみてほしいです。猫に振り回されているうちに、いつの間にかイエモンのロックに捕まっている。そんな一曲です。
※本ページにはプロモーションが含まれています。
出典:CAT CITY(amazon)