
BE:FIRSTの「空」は、2025年7月7日に先行配信され、同年9月17日に8thシングルとしてCDリリースされた楽曲です。
第92回NHK全国学校音楽コンクール(Nコン2025)「中学校の部」の課題曲として書き下ろされ、NHK「みんなのうた」でも2025年6〜7月に放送されました。
最初に聴いたときに残るのは、力強い応援歌というよりも、声が少しずつ集まりながら視界が開けていくような感覚です。
BE:FIRSTには声質も歌い方もかなり違うメンバーがいます。「空」は、その違いを均一にそろえるのではなく、一人ひとりの声を順番に見せながら、最後には大きなひとつの景色へつなげていく。そこが、この曲を聴いていていちばん面白いところでした。
この記事では、BE:FIRST「空」を実際に聴いて感じた歌声やサウンドの魅力をレビューしながら、MP3ダウンロード、サブスク、CDの配信・購入情報もまとめます。
目次
BE:FIRST「空」は、7人の声が集まるほど景色が広がっていく
「空」は、いきなり大きな音で気持ちを持ち上げる曲ではありません。
入り口はむしろ穏やかです。ピアノを軸にした柔らかな音の中へ歌が入り、そこからコーラスやリズムが加わって、少しずつ音楽の奥行きが増していきます。
そして聴き進めるうちに気づくのが、BE:FIRSTのメンバーは本当に声が違うということです。
JUNONの伸びやかな声には、すっと上へ抜けていく気持ちよさがあります。LEOの声はもう少し温度が高く、言葉をこちらへ手渡すような近さがある。MANATOは滑らかで、メロディの流れを崩さず次の声へつないでいきます。
SHUNTOは少しざらっとした輪郭があるので、きれいに広がっていく曲の中でも声が埋もれません。RYUHEIの落ち着いた響きが入ると曲に陰影が生まれ、SOTAのリズム感のある歌い方は、ゆったりした曲の中にもきちんと前へ進む感覚を残してくれます。
そして、この曲が制作・発表された当時の7人体制で参加しているRYOKIの声も含め、誰か一人の声だけで押し切らないのが「空」の良さです。
声が変わるたびに空の色が少し変わるようで、最後にはそれぞれの声がコーラスの中で重なっていく。その流れそのものが、この曲のタイトルである「空」とよく似ています。
個人的に好きなのは、サビで急に“強く”しすぎないところ
こういうテーマの曲なら、サビで一気に音圧を上げて「頑張れ」と背中を押す作り方もできたと思います。
でも「空」は、そこまで単純ではありません。
サビに入ると確かに視界は大きく開きます。ただ、歌い方まで急に勇ましくなるわけではなく、それまで抱えていた迷いや不安を残したまま、少しだけ顔を上げるように聞こえるんです。
私はここがかなり好きです。
元気なときだけ聴ける応援歌ではなく、まだ気持ちが整理できていないときにも入ってくる。無理に立ち上がらせるのではなく、「そのままでも空は続いている」と言われているような距離感があります。
ゴスペルを土台にしたコーラスが「空」の大きさを作る
「空」の作詞はSKY-HI、作曲はUTA、LOAR、SKY-HI。サウンドではゴスペルを土台にしたコーラスワークが大きな役割を担っています。
ただ、最初から最後まで壮大なわけではありません。
前半にはかなり余白があります。だからこそ、一人の声から別の声へ渡っていくたびに、それぞれの歌声の違いがよく分かります。
そこへコーラスが重なり、音の横幅だけでなく奥行きまで広がっていく。
一人で空を見上げていたはずなのに、気づけば周りにも同じ空を見ている人がいる――そんな感覚を、歌詞だけではなく音そのものでも作っているように感じます。
BE:FIRSTというと「Mainstream」や「Boom Boom Back」のように、ビートとパフォーマンスの強さが前に出る曲を思い浮かべる人もいるでしょう。
「空」はかなり違います。
ダンス&ボーカルグループとしての勢いより、まず“歌えるグループ”であることを前に出した曲です。しかも一人の圧倒的なボーカルを中心にするのではなく、違う声を重ねることでスケールを作っている。その意味でも、BE:FIRSTらしさがよく出ています。
「空」の歌詞は、不安を消すのではなく抱えたまま進んでいく
「空」はNコンの中学校の部課題曲として書き下ろされたこともあり、歌詞には多感な時期の揺れる気持ちが重ねられています。
ただ、「夢を持とう」「前を向こう」と一直線に進む歌ではありません。
自信がなくなることもあれば、誰かに大丈夫だと言ってほしい日もある。そういう弱さを一度きちんと受け止めてから、それでも先へ進もうとします。
ここでも“空”というモチーフが効いています。
晴れている日だけが空ではなく、曇る日もあれば雨の日もある。それでも、その上にはずっと同じ空が続いている。
人の気持ちも同じなのかもしれません。
落ち込んでいる瞬間だけを切り取れば世界が狭く見えてしまうけれど、その先まで含めれば景色はもう少し広い。「空」を聴いていると、そんなことを押しつけがましくなく考えさせられます。
Nコン課題曲として聴く「空」と、BE:FIRSTの曲として聴く「空」
「空」は第92回NHK全国学校音楽コンクール「中学校の部」の課題曲です。
その背景を知って聴くと、声が一人から一人へ渡り、やがて大きなコーラスへ広がっていく構成にも別の意味が見えてきます。
合唱は、一人だけが上手ければ成立するものではありません。違う声が同じ曲の中に入り、それぞれの響きを残しながらひとつの音楽を作っていくものです。
BE:FIRST版の「空」も、まさにそういう聴こえ方をします。
一方で、Nコンという背景を知らず、BE:FIRSTの新曲として聴いても十分に成立しています。
むしろ普段からBE:FIRSTを聴いている人なら、メンバーごとの声の違いがこれほど分かりやすく出ていることに驚くかもしれません。
課題曲だから特別なのではなく、課題曲というテーマがBE:FIRSTの“複数の個性をひとつの音楽にする力”とうまく重なった曲なのだと思います。
「夢中」と続けて聴くと、BE:FIRSTの歌の幅がよく分かる
「空」が気に入った人には、同じ2025年に発表された「夢中」も続けて聴いてほしいです。
「夢中」はフジテレビ系ドラマ『波うららかに、めおと日和』のために書き下ろされたラブソングで、こちらもBE:FIRSTの“歌”をじっくり味わえる一曲です。
ただし、聴こえてくる景色はかなり違います。
「空」が一人ひとりの声を外側へ広げ、最後には大きな景色へつなげていく曲だとすれば、「夢中」はもっと人と人との距離が近い。好きな相手を前にしたときの不器用さや温かさを、メンバーの声で細かく描いています。
同じ“歌を聴かせるBE:FIRST”でも、ここまで表情を変えられるのが面白いところです。
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BE:FIRST「空」はMP3でダウンロードできる?
BE:FIRST「空」は、2025年7月7日から主要音楽配信サービスでダウンロード配信されています。
サブスクで聴くだけでなく、楽曲を購入して端末に保存しておきたい場合は、iTunes StoreやAmazonなどのダウンロード購入を利用できます。
| サービス | 配信形式 | 利用方法 |
|---|---|---|
| iTunes Store | ダウンロード購入 | 「空」を確認する |
| Amazon | ダウンロード購入 | Amazonで「空」を確認する |
| music.jp | ダウンロード購入 | music.jpで配信を確認する |
「サブスクを解約したあとも曲を残しておきたい」「好きな曲だけ購入したい」という場合は、聴き放題ではなくダウンロード購入が向いています。
music.jpで「空」をダウンロード
「空」はmusic.jpでも配信されています。
music.jpには音楽だけでなく動画や電子書籍も扱うコースがあり、利用するプランによってポイントなどの条件が異なります。登録前には、現在の料金や付与ポイントを公式ページで確認してください。
登録方法が分からない場合は、画像付きでまとめたこちらの記事も参考にしてください。
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また、利用後の解約方法については以下の記事で詳しく解説しています。
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「空」はサブスクでも聴き放題
BE:FIRST「空」は、Amazon MusicやApple Musicなどのサブスクリプションサービスでもストリーミング配信されています。
BE:FIRSTのほかの曲もまとめて聴きたい場合は、1曲ずつ購入するよりサブスクのほうが使いやすいでしょう。
Amazon Music Unlimited
Amazon Music Unlimitedでは「空」を含むBE:FIRSTの楽曲をストリーミングで楽しめます。
Apple Music
Apple Musicでも「空」が配信されています。BE:FIRSTのアルバムや過去曲と一緒に聴きたい人にも便利です。
BE:FIRST「空」のCD収録内容
「空」は2025年9月17日にBE:FIRSTの8thシングルとしてCDリリースされています。
CDには表題曲「空」に加え、「Secret Garden」「BLUE」、SOTAのソロ曲「Chill with you 〜One of the BE:ST-04 SOTA〜」の全4曲を収録。
| 曲順 | タイトル |
|---|---|
| 1 | 空 |
| 2 | Secret Garden |
| 3 | BLUE |
| 4 | Chill with you 〜One of the BE:ST-04 SOTA〜 |
LIVE盤には「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKA」のライブ映像、MV盤には「空」「Secret Garden」のミュージックビデオやメイキング映像などが収録されています。
音源だけならダウンロードやサブスクで十分ですが、映像まで見たい人はCD+DVD/Blu-ray盤を選ぶ意味があります。
まとめ|「空」はBE:FIRSTの“声の違い”を聴いてほしい一曲
「空」を聴き終えたあとに残るのは、大きなサビそのものより、そこへたどり着くまでに聞こえてきた一人ひとりの声でした。
JUNON、LEO、MANATO、SHUNTO、RYUHEI、SOTA、そして制作・発表当時の7人体制で参加したRYOKI。それぞれ声の質感も、言葉の置き方も違います。
その違いを消してきれいにそろえるのではなく、違うまま重ねる。
だから「空」は、後半へ進むほど大きく聞こえるのだと思います。
Nコンの課題曲という背景を知ってから聴いてもいいですし、何も知らずBE:FIRSTの一曲として聴いてもいい。できればイヤホンだけでなく、少し音量を上げられる環境でも一度聴いてみてください。コーラスが重なった瞬間、最初に聴いたときよりも曲の奥行きがよく分かります。
そして「空」でメンバーの声の違いが気になったなら、次は「夢中」へ。同じBE:FIRSTでも、今度はぐっと近い距離から7人の歌が聞こえてきます。
派手なパフォーマンスだけではないBE:FIRSTを知るなら、「空」は一度フルで聴いてほしい曲です。
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出典:空(amazon)