
Creepy Nutsの「オトノケ」を最初に聴いたとき、まず耳に残ったのは速さよりも言葉とリズムが一緒になって迫ってくる妙な感覚でした。
「ダンダダン」という音が繰り返されるイントロから、もう普通のアニメ主題歌らしい入り方ではありません。呪文のようでもあり、祭囃子の掛け声のようでもあり、その声の隙間をDJ松永のビートが細かく跳ねていく。気がつくと曲を聴いているというより、音そのものに追いかけられているような感覚になってきます。
Creepy Nuts「オトノケ」は、2024年10月4日に配信リリースされた楽曲です。TVアニメ『ダンダダン』のオープニングテーマとして書き下ろされ、作詞をR-指定、作曲をDJ松永が担当しています。
この記事では、「オトノケ」の聴きどころをレビューしながら、MP3・ダウンロード購入、Apple MusicやAmazon Music Unlimitedなどのサブスク、CD情報までまとめます。
| 楽曲 | オトノケ |
|---|---|
| アーティスト | Creepy Nuts |
| 配信日 | 2024年10月4日 |
| 作詞 | R-指定 |
| 作曲 | DJ松永 |
| タイアップ | TVアニメ『ダンダダン』オープニングテーマ |
| CD発売日 | 2024年12月11日 |
目次
Creepy Nuts「オトノケ」を聴いて感じた面白さ
R-指定の言葉が「意味」より先に飛び込んでくる
「オトノケ」で個人的に一番好きなのは、R-指定のラップが言葉の意味を理解するより先に、音として身体へ入ってくるところです。
言葉を一つずつ置いていくのではなく、似た響きや語尾をつなぎながら次々と畳みかけていく。それなのに、ただ早口で押しているようには聞こえません。少し力を抜いた声、急に粘るような発音、メロディへ滑り込む瞬間まで細かく表情が変わります。
『ダンダダン』に登場する怪異や都市伝説を思わせる言葉も散りばめられていますが、それを説明するようには歌わないんですよね。次の言葉、さらに次の言葉へと進んでいくため、意味を追っているうちに曲そのものへ引きずり込まれてしまいます。
そこが「オトノケ」らしいところです。
DJ松永のビートは、疾走するというより細かく「跳ねる」
「オトノケ」には、「Bling-Bang-Bang-Born」でも使われたジャージークラブの要素があります。
ただ、両曲を続けて聴くと印象はかなり違います。
「Bling-Bang-Bang-Born」は強いフックと身体を大きく揺らしたくなるビートが前へ出ていましたが、「オトノケ」はもっと細かい。低音が一直線に押してくるというより、足元でリズムが何度も方向を変えながら跳ねています。
その細かな隙間へR-指定が大量の言葉を差し込んでいくので、ボーカルとトラックのどちらか一方を聴いている感覚があまりありません。二人の音が噛み合って、一つの奇妙な生き物になっているようです。
同じCreepy Nutsでも、言葉とビートが次々に姿を変える「doppelgänger」、夜の温度や余白を大きく使った「Mirage」とも違います。「オトノケ」は、もっと音が密集していて落ち着かない。その落ち着かなさ自体が聴きどころになっています。
「音の怪」という発想が曲そのものになっている
この曲を面白くしているもう一つのポイントが、音楽と怪異を重ねた発想です。
R-指定は『ダンダダン』について、怪異や霊が人の痛みや悲しみに共鳴して結びつくという作品の捉え方と、音楽を作る側と聴く側の関係に似たものを感じたと説明しています。
確かに「オトノケ」を聴いていると、その考え方が曲の外側にある設定ではなく、音そのものへ入り込んでいるように感じます。
曲を気に入って聴くというより、知らないうちにフレーズが頭に残る。気づけばもう一度再生している。タイトルから連想される“音の怪”は、そんな音楽に取り憑かれる感覚まで含んでいるように思えます。
ここまで曲名と音の作りがぴたりと一致しているのは、かなり気持ちいいです。
『ダンダダン』のオープニングで聴くと、さらに落ち着かない
『ダンダダン』は、幽霊、宇宙人、都市伝説、バトル、ギャグ、そしてモモとオカルンの青春まで、まったく違う要素がものすごい勢いで同居している作品です。
「オトノケ」も似ています。
不穏な音が鳴ったと思えば急に軽く跳ね、R-指定が言葉を詰め込んだ直後にメロディが顔を出す。怖いのか、楽しいのか、格好いいのか、一つの感情に落ち着かせてくれません。
アニメのオープニング映像も、イントロに合わせてキャラクターたちの表情が次々と切り替わっていきます。曲単体では“取り憑かれる音楽”として聴けますが、映像と一緒になると『ダンダダン』特有の、何が飛び出してくるか分からない怪奇と勢いがさらに強くなります。
「人気アニメに合う曲を付けた」というより、作品と曲が同じ速度で暴れている。『ダンダダン』との組み合わせで特に面白いのはそこだと思います。
「Bling-Bang-Bang-Born」と似ている?聴き比べると違いが分かる
ジャージークラブのリズムを使っていることもあり、「オトノケ」から「Bling-Bang-Bang-Born」を思い出す人は多いと思います。
ただ、個人的には似ている部分より、そこからどう変えたのかを聴くほうが面白いです。
「Bling-Bang-Bang-Born」は短いフレーズを強く反復することで、初めて聴いた人まで一気に巻き込んでいく曲でした。
一方の「オトノケ」は、入口こそ覚えやすいものの、曲の中へ入るほど情報量が増えていきます。韻、怪談や都市伝説を思わせる言葉、声色の変化、細かく跳ねるビート。それらが重なって、聴くたびに別のところへ耳が向く。
同じ方法でもう一度ヒットを狙ったというより、同じリズムの面白さを使いながら『ダンダダン』に合わせて別の怪物を作った、という聴こえ方です。
「オトノケ」の公式MV・『ダンダダン』映像
「オトノケ」の公式ミュージックビデオも公開されています。
また、『ダンダダン』とのコラボレーションMVでは、楽曲の言葉とアニメの場面が重なることで、曲だけで聴いたときとは違う“怪異に取り憑かれていく感じ”が見えてきます。
Creepy Nuts「オトノケ」Official MVをYouTubeで見る
『ダンダダン』×Creepy Nuts「オトノケ」コラボMVを見る
「オトノケ」のMP3・ダウンロード配信情報
Creepy Nuts「オトノケ」は、主要な音楽配信サービスでダウンロード購入できます。
| 配信サービス | 利用方法 |
|---|---|
| music.jp | 1曲単位でダウンロード購入 |
| iTunes Store | 1曲単位でダウンロード購入 |
| Amazon | デジタル音源を購入 |
なお、「MP3」という言葉で検索されることが多い楽曲ですが、実際に提供される音源形式は配信サービスによって異なります。単曲で購入して手元に残したい場合は、各ストアの商品ページで価格と対応形式を確認してください。
Amazonで「オトノケ」をダウンロード
Amazonでは「オトノケ」のデジタル音源が配信されています。
iTunes Storeで「オトノケ」を購入
AppleではApple Musicでのストリーミングに加え、iTunes Storeから楽曲を購入できます。
iTunes Store/Apple Musicで「オトノケ」を確認する
music.jpで「オトノケ」をダウンロード
music.jpでも楽曲を1曲単位でダウンロード購入できます。
music.jpには30日間の無料お試しが案内されている特別限定プランがありますが、対象条件や付与ポイントなどは変更される場合があります。登録前に申込ページへ表示される最新条件を確認してください。
登録方法を先に確認したい場合は、music.jpの無料登録手順で詳しく紹介しています。
無料期間だけ利用する予定の人は、あわせてmusic.jpの解約手順も確認しておくと分かりやすいです。
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「オトノケ」はサブスクでも聴き放題
「オトノケ」はApple MusicやAmazon Music Unlimitedなどのサブスクでも配信されています。
1曲だけ手元に残したいならダウンロード購入、Creepy Nutsのほかの曲もまとめて聴きたいならサブスクという選び方が分かりやすいでしょう。
Amazon Music Unlimited
Amazon Music Unlimitedでは「オトノケ」を含むCreepy Nutsの楽曲を聴くことができます。
Apple Music
Apple Musicでも「オトノケ」を配信中です。「Bling-Bang-Bang-Born」「doppelgänger」「Mirage」などと続けて聴き比べたい場合にも向いています。
※料金、無料体験、配信状況などは変更される場合があります。利用前に各サービスの最新情報をご確認ください。
「オトノケ」はCDでも発売中
現行記事では「収録されるCDは未定」としていましたが、その後CD化されています。
「オトノケ」は2024年12月11日に期間生産限定盤として発売されました。
CDには「オトノケ」とインストゥルメンタル版を収録。Blu-rayには「オトノケ」のミュージックビデオ、『ダンダダン』とのコラボMV、TVアニメ『ダンダダン』ノンクレジットオープニング映像が収録されています。
曲だけでなく『ダンダダン』との組み合わせまで含めて好きになった人には、配信だけでは見られない映像がまとまっているのが嬉しいところです。
また、「オトノケ」はCreepy Nutsのアルバム『LEGION』にも収録されています。「Bling-Bang-Bang-Born」「doppelgänger」「二度寝」など、この時期の楽曲をまとめて聴きたい場合はアルバムまで通してみると、それぞれの曲の違いがさらに分かりやすくなります。
Creepy Nuts「オトノケ」に関するよくある質問
「オトノケ」はいつ配信された?
2024年10月4日に配信リリースされています。
「オトノケ」は何のアニメの主題歌?
TVアニメ『ダンダダン』第1期のオープニングテーマです。作品のために書き下ろされました。
「オトノケ」はMP3でダウンロードできる?
music.jp、Amazon、iTunes Storeなどで単曲ダウンロード購入できます。ただし、実際のファイル形式や価格はサービスによって異なるため、購入時に各ストアで確認してください。
「オトノケ」はCDになっている?
2024年12月11日にCDシングルとして発売されています。さらにアルバム『LEGION』にも収録されています。
まとめ|気づいたときには「音の怪」に取り憑かれている
「オトノケ」は、一度聴けば覚えられるフックを持ちながら、実際にはかなり情報量の多い曲です。
R-指定の言葉を一つずつ追っても面白いし、DJ松永の細かく跳ねるビートだけを追ってもいい。『ダンダダン』の怪異を思い浮かべながら聴くと、さらに違うところが見えてきます。
個人的には、“音楽に取り憑かれる”という発想が、歌詞だけではなく曲の構造そのものになっているところが一番好きです。
何度も同じフレーズが戻ってきて、細かなリズムが耳に残り、聴き終わったあとも頭の中からなかなか出ていかない。それこそ「オトノケ」という名前に似合っています。
「Bling-Bang-Bang-Born」を知っているから似た曲だろうと思ってまだ通して聴いていない人にも、これは一度最初から最後まで聴いてみてほしいです。同じCreepy Nutsでも、こちらにはこちらの、かなり厄介な取り憑かれ方があります。
1曲を手元に残したい場合はAmazonやiTunes Store、music.jpなどのダウンロード購入を、Creepy Nutsの楽曲をまとめて聴きたい場合はApple MusicやAmazon Music Unlimitedをチェックしてみてください。
※本記事には広告リンクを含みます。
出典:オトノケ(amazon)