
B'z「イルミネーション」は、2024年10月7日に配信リリースされた楽曲です。
NHK連続テレビ小説『おむすび』の主題歌として書き下ろされた曲で、B'zらしいギターの存在感をしっかり残しながらも、音の表情は思っている以上に軽やか。朝に流れても重くならず、それでいて聴き終わったあとにはちゃんとB'zの曲を聴いた感触が残ります。
最初に引っかかるのは、やはりイントロのギターです。
松本孝弘らしい輪郭のある音なのですが、ここでは強烈なリフで押してくるというより、暗い場所に一つずつ明かりが灯っていくようにメロディを置いていきます。タイトルの「イルミネーション」という言葉を、歌が始まる前から音で少し感じさせてくれるような入り方です。
そこから稲葉浩志の歌が入ると、曲はさらに身近な場所へ降りてきます。声を張り上げて引っ張るのではなく、言葉を前へ転がしていくような歌い方。その距離感が、この曲にはよく合っています。
目次
B'z「イルミネーション」の聴きどころ
「イルミネーション」を聴いていて面白いのは、明るい曲なのに最初から最後まで一直線に盛り上がっていくわけではないところです。
リズムには少し跳ねるような軽さがあり、メロディも自然に口ずさめるくらい親しみやすい。それでも音をよく追っていくと、ギターや鍵盤、ブラスを思わせる華やかな音が少しずつ入ってきて、曲の景色が広がっていきます。
特に好きなのは、松本孝弘のギターが必要以上に前へ出てこないところです。
B'zの曲というと、太いギターリフや一気に駆け抜けるロックサウンドを思い浮かべる人も多いと思います。ただ、「イルミネーション」ではギターが歌を押しのけるのではなく、稲葉浩志の声の横で光を足していくように鳴っています。
そして曲が進むにつれて、そのギターが少しずつ存在感を増してくる。この加減が気持ちいいです。
稲葉浩志の歌い方も、普段のB'zとは少し違って聞こえます。高音の強さを見せる場面よりも、日常の言葉をリズムへ自然に乗せていく部分のほうが耳に残ります。
だからこそ、サビで視界が開いたときの明るさも大げさになりません。「頑張れ」と強く背中を押すのではなく、隣を歩きながら少し前を照らしてくれる。そんな温度の曲です。
「イルミネーション」というタイトルが聴いたあとに少し変わって見える
タイトルだけを見ると、冬の街に灯る華やかな光景を思い浮かべます。
ただ、曲を追っていくと、この「イルミネーション」は単にきれいな夜景を指しているわけではなさそうです。
B'zは楽曲について、泣いたり笑ったりしながら山や谷を越えて生き、その先には無償の愛情に満ちた光が待っている、という思いを込めて制作したとコメントしています。
つまり光っているのは、最初から目の前にあるものではありません。
迷ったり、立ち止まったり、それでも進んできた先でようやく見えるもの。その考え方があるから、「イルミネーション」は明るいだけの応援歌には聞こえないのでしょう。
個人的には、ここがこの曲のいちばん好きなところです。
無理に元気にならなくてもいい。でも、もう少し進んでみれば、今とは違う景色が見えるかもしれない。そのくらいの励まし方だから、何度聴いても押しつけがましくありません。
NHK連続テレビ小説『おむすび』主題歌として聴く「イルミネーション」
「イルミネーション」は、2024年度後期のNHK連続テレビ小説『おむすび』のために書き下ろされた主題歌です。
『おむすび』は、橋本環奈演じる米田結が、自分らしさを大切にしながら人とのつながりを重ね、栄養士への道を歩んでいく物語でした。
楽曲単体で聴くと、B'zとしてはかなりポップで柔らかな一曲です。一方、朝ドラのオープニングで流れると、その軽快なリズムが「今日も一日が始まる」という感覚に変わります。
ここで激しいロックサウンドにしなかったことも、この作品には合っていたと思います。
主人公を先頭から引っ張るというより、毎日の生活の横を一緒に進んでいく。ドラマが描いていた人とのつながりや、失敗しながら成長していく姿とも自然に重なります。
B'zの曲として聴いたときと、『おむすび』の主題歌として聴いたときで、少し表情が変わる曲です。
B'z「イルミネーション」の公式ミュージックビデオ
「イルミネーション」のMusic Videoは、B'z公式YouTubeチャンネルで公開されています。
音源だけで聴くのとはまた違い、曲が持っている光や広がりを映像でも感じられるMVです。まだフルで聴いたことがない方は、まずここから聴いてみてもいいと思います。
B'z「イルミネーション」Music VideoをYouTubeで見る
B'z「イルミネーション」をMP3でダウンロードする方法
「イルミネーション」は、2024年10月7日から主要な音楽配信サービスでダウンロード配信されています。
サブスクで聴く方法もありますが、「毎月料金を払わず1曲だけ手元に残したい」という場合は、ダウンロード購入が向いています。
iTunes Store
iPhoneやパソコンで購入したい場合は、iTunes Storeから「イルミネーション」をダウンロードできます。
music.jp
music.jpでも「イルミネーション」をダウンロード購入できます。
music.jpはサブスクのような聴き放題サービスではなく、ポイントを使って楽曲を購入できるサービスです。一度購入した曲を手元に残して聴きたい人には使いやすい方法です。
当サイト経由の対象プランでは30日間の無料お試し期間が用意されており、登録時にもらえる通常ポイントを楽曲購入に利用できます。
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「イルミネーション」はサブスクでも聴ける
「イルミネーション」は、定額制の音楽ストリーミングサービスでも配信されています。
普段からいろいろな曲を聴くなら、1曲ずつ購入するよりサブスクのほうが使いやすいでしょう。
Amazon Music Unlimited
Amazon Music Unlimitedでは、B'zの楽曲を含む1億曲以上をオンデマンドで再生できます。ダウンロードしてオフライン再生することも可能です。
Apple Music
Apple Musicでも「イルミネーション」をストリーミング再生できます。
Apple製品を普段から使っているなら、ライブラリへの追加や端末間の同期もしやすいサービスです。
「イルミネーション」をCDで聴くならアルバム『FYOP』
「イルミネーション」は当初デジタル限定シングルとしてリリースされましたが、その後、2025年11月12日発売のB'z 23rdアルバム『FYOP』にも収録されました。
アルバムでは8曲目に収録されています。
「イルミネーション」だけを聴きたいならダウンロード購入やサブスクが手軽ですが、CDで手元に残したい場合は『FYOP』を選ぶことになります。
B'z「イルミネーション」は、力強さより“光の残し方”を聴きたい
B'zの曲なのに、最初から大きな音で圧倒してこない。
それでもイントロのギターを聴けば松本孝弘だとわかり、稲葉浩志が歌い始めれば、やはりB'zの曲になります。
「イルミネーション」は、その二人らしさを残したまま、朝ドラという場所に合わせて音の力を少し抜いたところが面白い曲です。
軽く弾むリズム、言葉を丁寧に運ぶ歌声、ところどころで灯るように鳴るギター。そして曲を聴き終えたあとに残る、もう少し先まで歩いてみようかと思わせる明るさ。
派手なB'zを期待すると少し意外かもしれません。でも、その意外さも含めて、一度フルで聴いてほしい一曲です。
※本記事には広告リンクを含みます。
出典:B'z Official Website