
櫻坂46の「摩擦係数」は、2022年7月25日に先行配信され、同年8月3日発売の1stアルバム『As you know?』に収録された楽曲です。
最初に耳へ残るのは、メロディよりもむしろ低いところで鳴り続けるビートでした。軽やかに踊らせるというより、足元からじわじわ圧をかけてくるような重さがあります。
そこへ櫻坂46の複数の声が重なると、曲の空気がさらに張りつめていきます。一人の感情をきれいに歌い上げる曲ではなく、違う考えや感情が同じ場所に集まり、ぶつかりながら前へ進んでいく。その感覚が「摩擦係数」という少し硬いタイトルによく合っています。
この記事では、「摩擦係数」を実際に聴いた感想を中心に、MP3ダウンロード、サブスク、CD収録情報までまとめます。
櫻坂46「摩擦係数」基本情報
| アーティスト | 櫻坂46 |
|---|---|
| 楽曲名 | 摩擦係数 |
| 先行配信日 | 2022年7月25日 |
| 収録作品 | 1stアルバム『As you know?』 |
| アルバム発売日 | 2022年8月3日 |
| 作詞 | 秋元康 |
| 作曲 | 家原正樹、Giz'Mo(from Jam9) |
| 編曲 | 家原正樹 |
目次
櫻坂46「摩擦係数」を聴いた感想
「摩擦係数」を“クールで激しいダンスナンバー”と紹介するだけでは、この曲の面白さはかなりこぼれてしまうと思います。
もちろんダンスとの相性は強いのですが、音だけで聴いてもかなりざらついています。低く押し続けるリズムがあり、その上を歌声が少し鋭く進んでいく。気持ちよく一直線に抜けていくというより、何かに引っかかりながら進んでいる感覚があります。
個人的にこの曲で一番好きなのは、その“引っかかり”を消していないところです。
低く重いビートが、曲の足元をずっと揺らしている
イントロから曲全体を支えているのは、低い位置で鳴る重たいビートです。
派手な音が次々飛び込んでくるタイプではありません。それでも聴いていると妙に緊張が抜けない。音数以上に圧を感じるのは、この低いリズムが一定の距離を保ちながらずっと迫ってくるからでしょう。
そこに少しラテンの匂いを持ったリズムや乾いた音が混ざり、単純な重苦しさでは終わりません。身体は動くのに、気持ちはどこか落ち着かない。そのバランスが面白いです。
櫻坂46には強いビートを使った楽曲がいくつもありますが、「摩擦係数」は勢いで押し切るというより、音と音の間に張った緊張を保ちながら進んでいく曲に聞こえます。
複数の声が重なったとき、一人では出せない圧が生まれる
歌声も、この曲では一人のボーカルをじっくり聴かせる方向ではありません。
言葉が次々と受け渡され、そこへ複数の声が重なる。その瞬間に、誰か一人の意見というより、いくつもの感情が同時に前へ出てくるような強さが生まれます。
声がきれいに溶け合うだけではなく、それぞれの輪郭が残っているように感じられるのも「摩擦係数」らしいところです。
考えてみれば、タイトルからして“摩擦”です。全部が同じ方向を向き、同じ考えになってしまったら摩擦は起こりません。違うものが接するからこそ、そこに抵抗や熱が生まれる。
櫻坂46というグループの声を使って、その状態を音にしているように聞こえます。
「摩擦」はケンカではなく、違う価値観を隠さないこと
歌詞では、感情を抑えて他人とうまく距離を取ることが“大人らしさ”なのか、というところから話が始まります。
ただ波風を立てないように黙っているより、自分がどう思っているのかを出す。相手と違っていても、その違いそのものをなかったことにしない。かなり強い言葉が並びますが、単純に「他人と戦え」と言っている曲ではないと思います。
むしろ聴いているうちに浮かんでくるのは、分かり合うためには、ときにはぶつからなければならないという感覚です。
人と人が近づけば、考え方の違いはどうしても出てきます。それを全部避けて表面だけ合わせるのか。それとも、自分の考えを出したうえで相手の存在も認めるのか。
「摩擦係数」というタイトルは、後者の関係をかなりうまく表しているように思えます。
摩擦は厄介なものですが、同時に熱を生むものでもあります。この曲を聴いたあとに残るのも、冷たい対立というより、ぶつかったからこそ生まれた熱です。
「野生」と「理性」が向かい合う「摩擦係数」のMV
「摩擦係数」のミュージックビデオでは、“野生”と“理性”という対照的なイメージが描かれています。
森田ひかると山﨑天がWセンターを務めていますが、ここで面白いのは二つの側が単純な敵として描かれているわけではないところです。
理性だけでも、感情だけでも人間はできていない。相反するものを自分の中に抱えながら、その間で揺れ続ける。曲の低いビートと激しいパフォーマンスを一緒に見ると、「摩擦」という言葉がさらに立体的に見えてきます。
櫻坂46「摩擦係数」のMP3・ダウンロード配信情報
「摩擦係数」は、music.jp、Amazon Music、iTunes Storeなどでダウンロード購入できます。
| 配信サービス | 利用方法 | 価格・特徴 |
|---|---|---|
| music.jp | 単曲ダウンロード | 261円 |
| Amazon Music | 単曲ダウンロード | 250円 |
| iTunes Store | 単曲ダウンロード | 255円 |
| Amazon Music Unlimited | サブスク | 聴き放題 |
| Apple Music | サブスク | 聴き放題 |
1曲だけ購入したい場合はMP3・ダウンロード購入、櫻坂46のほかの曲もまとめて聴きたい場合はサブスクを選ぶと分かりやすいです。
music.jpで「摩擦係数」をダウンロード
music.jpでは「摩擦係数」を単曲でダウンロードできます。
music.jpには30日間のおためしが用意された特別プランがあり、対象の場合は登録時に600円分の通常ポイントが付与されます。261円の楽曲であれば、そのポイントを購入に利用できます。
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Amazon Musicでは単曲ダウンロードも可能
Amazon Musicでは、「摩擦係数」を単曲で購入する方法もあります。
買い切りで手元に残したい場合は、聴き放題のAmazon Music Unlimitedではなく、購入画面でMP3の単曲購入になっていることを確認してから利用すると安心です。
iTunes Storeでは255円で購入可能
iPhoneやApple製品を中心に使っている場合は、iTunes Storeでの単曲購入も分かりやすい選択肢です。
「摩擦係数」はサブスクでも聴き放題
単曲購入ではなく、櫻坂46のアルバムやほかの楽曲もまとめて聴きたい場合は、サブスクのほうが使いやすいです。
「摩擦係数」はAmazon Music Unlimited、Apple Musicなどでストリーミング配信されています。
Amazon Music Unlimited
Amazon Music Unlimitedなら、「摩擦係数」だけでなく『As you know?』の収録曲や櫻坂46のほかの楽曲もまとめて楽しめます。
Apple Music
Apple Musicでも「摩擦係数」を含む『As you know? (Complete Edition)』が配信されています。
なお、サブスクの「ダウンロード」は契約中にオフライン再生するための機能で、MP3を買い切る単曲購入とは異なります。
「摩擦係数」は1stアルバム『As you know?』に収録
「摩擦係数」は、2022年8月3日に発売された櫻坂46の1stアルバム『As you know?』に収録されています。
アルバムでは「Overture」に続く2曲目。最初の本編楽曲としてこの曲が置かれていることで、アルバムの入口から一気に緊張感が生まれます。
『As you know?』には「五月雨よ」「僕のジレンマ」「流れ弾」「BAN」「Nobody's fault」など、櫻坂46として歩き始めてからの楽曲もまとめて収録されています。
「摩擦係数」は完全生産限定盤、Blu-ray付、通常盤の全形態に収録されています。
櫻坂46の強いサウンドが好きなら、同じく池田一真がMVを手掛けた「流れ弾」の配信・ダウンロード情報もあわせてチェックしてみてください。
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まとめ|「摩擦係数」は、ぶつかることを恐れない櫻坂46の一曲
「摩擦係数」は、低く重いビート、複数の声が重なったときの圧、そして人と人の価値観がぶつかることを正面から扱った歌詞がひとつにつながった曲です。
聴き始めたときは冷たく鋭い曲に感じるのですが、最後まで聴くと意外と残るのは“熱”でした。
何もぶつからなければ摩擦は起きません。でも、違う考えを持った人間同士が近づけば、どうしても何かが擦れます。「摩擦係数」は、その面倒さを消すのではなく、むしろそこから関係が始まるのではないかと問いかけてくるようです。
ダンスやMVの格好よさだけで終わらせず、低いビートと声のぶつかり方、そしてタイトルの意味まで意識して一度聴いてみてほしい曲です。少し聴こえ方が変わってくると思います。
出典:摩擦係数(amazon)