
SUPER BEAVERの「スペシャル」は、2022年2月16日に先行配信された楽曲です。
その1週間後となる2月23日に発売されたアルバム『東京』では1曲目に収録されています。
「スペシャル」というタイトルだけを見ると、何か特別な出来事や劇的な瞬間を歌った曲を想像するかもしれません。
でも、実際に聴いてみると少し違います。
この曲が見つめているのは、もっと近くにあるもの。いつもそばにいる人だったり、当たり前になってしまった毎日だったり。見慣れてしまったものを、もう一度ちゃんと見ようとする歌です。
ここではSUPER BEAVER「スペシャル」を実際に聴いた感想を中心に、MP3ダウンロード、サブスク配信、アルバム『東京』の情報までまとめます。
目次
SUPER BEAVER「スペシャル」を聴いた感想
「スペシャル」を聴いて最初にいいなと思うのは、曲が始まった瞬間から4人の音が一緒に前へ出てくるところです。
ギターだけが目立つわけでも、歌だけが先に走るわけでもありません。ドラム、ベース、ギター、そして渋谷龍太の声がひとかたまりになって、こちらへ向かってくるような勢いがあります。
ただ、その勢いを単純に「熱いロック」と言ってしまうと、この曲の面白さをかなり取りこぼしてしまう気がします。
渋谷龍太の歌声も、最初から大声で感情をぶつけ続けるような歌い方ではありません。
飾らず、妙に格好をつけず、ひとつひとつの言葉を目の前の誰かに話すように置いていく。その声がバンドの音に押されながら少しずつ熱を帯びていくので、サビに入ったときには曲の言葉が急に自分の生活へ近づいてきます。
私がこの曲で特に好きなのは、「特別」という言葉の扱い方です。
何かを手に入れたから特別になるわけでも、派手な出来事が起きたからスペシャルになるわけでもない。
一緒にいることも、誰かを大切に思えることも、年齢を重ねて守りたいものが増えていくことも、本当は最初からかなり特別なことだったのではないか。そんなふうに、普段なら見過ごしてしまうものの価値を少しだけ見直させてくれます。
しかも、それを優しいバラードで歌うのではなく、バンド全体がぐっと前へ進むロックサウンドに乗せているのが面白いところです。
立ち止まって過去を懐かしむ曲というより、「大事なものが分かったなら、そのまま今日を進もう」と背中を押されているように聴こえます。
「当たり前」をスペシャルだと思える曲
SUPER BEAVERの曲には、人とのつながりや日常を題材にしたものがたくさんあります。
その中でも「スペシャル」は、かなり身近なところから言葉が始まっている曲だと思います。
誰かとの関係が長くなれば、そばにいることにも慣れていきます。感謝していたはずのことが当たり前になったり、信頼しているからこそ少し雑になってしまったりすることもあります。
この曲は、そういう日常を大げさに否定しません。
ただ、「それ、本当に当たり前だった?」と静かに聞き返してくるようなところがあります。
だから、聴き終わったあとに残るのは大きな感動というより、身近な誰かの顔を少し思い出すような感覚でした。
渋谷龍太の声には、きれいにまとめようとしない強さがあります。少し不器用なくらい真っすぐに言葉を渡してくるので、「大切な人を大切にしたい」というシンプルな感情が、妙に説教くさくならないんですよね。
ここは「スペシャル」のかなり好きなところです。
アルバム『東京』の1曲目として聴くとさらに面白い
「スペシャル」は、2022年2月23日に発売されたアルバム『東京』の1曲目です。
アルバム全体の説明を抜きにしても、この曲が最初に置かれている意味は、聴いているとなんとなく分かります。
イントロからバンドの音が前へ出て、渋谷龍太がこちらに話しかける。その瞬間に、一気にSUPER BEAVERのいる場所へ連れていかれるような始まり方です。
そして、その入口で歌われるのが「特別な何かを探すこと」ではなく、「すでに自分の周りにあるものを見直すこと」なのもいい。
アルバム『東京』には「名前を呼ぶよ」「愛しい人」「東京」など、人とのつながりをさまざまな距離から見つめる曲が収録されています。
その最初に「スペシャル」が鳴ることで、このアルバムがどんな目線で人や生活を見ているのかが、理屈より先に伝わってくる気がします。
SUPER BEAVER「名前を呼ぶよ」については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
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SUPER BEAVER「スペシャル」のMP3フル配信・ダウンロード情報
「スペシャル」は2022年2月16日からデジタル配信されており、主要な音楽配信サービスで聴くことができます。
ストリーミングで聴くだけでなく、楽曲を端末に残したい場合はMP3などのダウンロード購入を利用できます。
Amazonで「スペシャル」をダウンロード
Amazonでは「スペシャル」のデジタル音源を確認できます。
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購入後も手元に楽曲を残して聴きたい場合は、サブスクではなくダウンロード購入を選ぶ方法もあります。
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「スペシャル」はサブスクでも聴き放題
「スペシャル」は、Amazon MusicやApple Musicなどの定額制音楽配信サービスでも聴くことができます。
SUPER BEAVERのほかの曲やアルバム『東京』をまとめて聴きたいなら、ダウンロード購入よりサブスクのほうが使いやすいでしょう。
Amazon Music Unlimited
Amazon Music Unlimitedでは「スペシャル」を含むSUPER BEAVERの楽曲をストリーミング再生できます。
Apple Music
Apple Musicでもアルバム『東京』と「スペシャル」が配信されています。
Apple MusicでSUPER BEAVER「スペシャル」を聴く
「スペシャル」収録アルバム『東京』について
「スペシャル」は、2022年2月23日に発売されたSUPER BEAVERのアルバム『東京』に収録されています。
全12曲入りで、「スペシャル」はその1曲目。
「名前を呼ぶよ」「愛しい人」「東京」なども収録されていますが、個人的には最初からアルバムを通して聴いてみてほしい作品です。
「スペシャル」から始まることで、バンドの音が目の前まで一気に近づいてきます。そのあとに続く曲を聴いていくと、人との距離や生活の中にある感情を見つめる『東京』というアルバムの輪郭も自然に見えてきます。
SUPER BEAVER公式サイトでアルバム『東京』を確認する
まとめ|「スペシャル」は、大切なものをもう一度見直したくなる曲
SUPER BEAVER「スペシャル」は、何か特別な出来事を歌った曲ではありません。
むしろ、毎日の中で当たり前になってしまった人や時間を、もう一度「特別だった」と思い直すための曲なのだと思います。
渋谷龍太の飾らない声と、4人の音が一斉に前へ出てくるバンドサウンド。その勢いがあるからこそ、曲の言葉も感傷的になりすぎず、ちゃんと今日のほうへ向かっていきます。
何度か聴いているうちに、最初よりも歌詞が近く感じられてくる曲でもあります。
SUPER BEAVERを「熱いロックバンド」というイメージだけで聴いていた人にも、一度この曲は聴いてみてほしいです。
聴き終わったあと、いつも見ている景色や、いつもそばにいる人が、ほんの少し違って見えるかもしれません。
※本記事には広告リンクを含みます。
出典:スペシャル(amazon)