
YOASOBI「Monster」は、2021年7月30日に配信リリースされた「怪物」の英語バージョンです。
同じメロディ、同じサウンドなのだから、英語に置き換えただけ――と思って聴くと、意外なくらい印象が違います。
特に耳に残るのが、ikuraの歌声のリズムです。日本語版では言葉がメロディの上を滑るように進んでいたところが、「Monster」では英語の子音が細かく入ることで、一音一音がビートを叩いているように聞こえます。
曲自体のテンポが変わったわけではないのに、こちらのほうが少し速く、せわしなく感じる瞬間さえあります。
この記事では、YOASOBI「Monster」を実際に聴いて感じた英語版ならではの面白さを、日本語版「怪物」との違いも交えながらレビューします。MP3ダウンロードやサブスクの配信情報もあわせてまとめました。
目次
YOASOBI「Monster」はどんな曲?
| 曲名 | Monster |
|---|---|
| アーティスト | YOASOBI |
| 配信日 | 2021年7月30日 |
| 原曲 | 「怪物」 |
| 作詞・作曲・編曲 | Ayase |
| ボーカル | ikura |
「Monster」は、2021年1月に発表されたYOASOBI「怪物」を英語で歌ったバージョンです。
その後、2021年11月12日に配信されたYOASOBI初の英語版EP『E-SIDE』にも収録。「Into The Night」「RGB」「Blue」などと並び、YOASOBIが日本語曲を英語で再構築していくシリーズの一曲になっています。
原曲「怪物」については、こちらの記事で詳しくレビューしています。
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YOASOBI「Monster」を聴いた感想・レビュー
同じ「怪物」なのに、英語になると体感速度が変わる
最初に「Monster」を聴いて面白いと思ったのは、日本語版とサウンドはほとんど同じなのに、曲の進み方まで違って聞こえるところでした。
「怪物」はもともと音数が多く、ビートもかなり忙しい曲です。
そこへ英語の歌詞が入ると、子音が細かくリズムの中へ飛び込んできます。言葉の頭や語尾が小さな打楽器のように引っかかり、ikuraの声そのものがサウンドの一部になっていく感覚があります。
日本語版では、速いメロディを滑らかにつないでいく気持ちよさがありました。
一方の「Monster」は、滑るというより刻む感じです。
同じ道を走っているはずなのに、足元の細かな凹凸まで拾いながら駆け抜けていく。そんな違いがあります。
ikuraの歌い方が、いつもより少し鋭く聞こえる
個人的に「Monster」で一番聴いてほしいのは、やはりikuraの歌い方です。
英語を歌っているから発音が違う、というだけではありません。
短い間隔で言葉を次々と送り出す部分では、声の輪郭が日本語版より硬く感じられます。息を長く流して歌うというより、細かく言葉を前へ放っていくような歌い方です。
それでも声が重たくならないところが、ikuraらしいところでもあります。
速いフレーズの中でも音程は軽やかに動き、ところどころでふっと声が抜ける。その軽さがあるから、英語の子音が強くなっても曲全体が窮屈になりません。
むしろ原曲以上に、ビートと歌声が追いかけ合っているように聞こえます。
「翻訳版」というより、もう一つのアレンジに近い
英語バージョンというと、元の歌詞を別の言語へ置き換えたものという印象を持ちやすいと思います。
ただ、「Monster」を聴いていると、それだけでは少し足りません。
メロディを変えなくても、言葉が変わればアクセントを置く位置が変わり、声の切れ方も変わります。その結果、サウンドまで少し違って聞こえてくるからです。
特にYOASOBIのように、一つのメロディの中へたくさんの言葉を入れていく曲では、この違いがかなり大きい。
「Monster」は英語に訳された「怪物」というより、英語という別のリズムを使ってもう一度組み立てた「怪物」と考えたほうがしっくりきます。
日本語版「怪物」と「Monster」を聴き比べると面白い
日本語版「怪物」と「Monster」は、もちろん同じ曲です。
それでも続けて聴いてみると、かなり表情が違います。
日本語版では、低くうねるビートの上をikuraの声が鋭く走りながら、理性と本能の間で揺れるような緊張感が残ります。
対して英語版は、その内面の重さより先に、言葉の運動量が耳へ飛び込んできます。
子音が次々と現れることでフレーズの境目がはっきりし、曲全体が少し細かく跳ねているように聞こえるんです。
日本語版が「止まりたくても止まれない」という感覚なら、「Monster」は止まる暇さえ与えず次の言葉がやってくる感じでしょうか。
どちらが上という話ではありません。
むしろ、メロディをほぼ変えずに言語だけを変えたとき、ここまで曲の体感が変わること自体が面白いところです。
「怪物」を何度も聴いている人ほど、一度続けて聴き比べてみてほしいです。
『E-SIDE』の中で聴く「Monster」
「Monster」は、2021年11月12日に配信されたYOASOBI初の英語版EP『E-SIDE』にも収録されています。
『E-SIDE』には全8曲を収録。
- Into The Night(「夜に駆ける」English Ver.)
- Haven't(「たぶん」English Ver.)
- Monster(「怪物」English Ver.)
- Comet(「優しい彗星」English Ver.)
- RGB(「三原色」English Ver.)
- Encore(「アンコール」English Ver.)
- Blue(「群青」English Ver.)
- Tracing A Dream(「あの夢をなぞって」English Ver.)
こうして並べて聴くと、英語化による変化が曲ごとにかなり違うことが分かります。
中でも「Monster」は元々のリズムが細かいため、英語の言葉が加わったときの変化を感じやすい一曲です。
「英語版YOASOBIって、日本語版と何が違うんだろう?」と思ったとき、最初に聴き比べる曲としても面白いと思います。
YOASOBI「Monster」の公式MV
「Monster」のOfficial Music Videoは、YOASOBI公式YouTubeチャンネルで公開されています。
映像は日本語版「怪物」の世界観ともつながっていますが、英語の言葉が乗ることで、同じ映像でも少し違うテンポで見えてくるのが面白いところです。
まず日本語版を見て、そのあと英語版へ進むと、歌声の違いがより分かりやすいと思います。
YOASOBI「Monster」(「怪物」English Ver.)Official Music Videoを見る
YOASOBI「Monster」のMP3・ダウンロード配信情報
「Monster」は、ダウンロード購入とサブスクの両方で配信されています。
1曲だけ購入して手元に残したい場合はダウンロード、YOASOBIの英語版をまとめて聴き比べたい場合はサブスクが使いやすいです。
配信価格や販売状況は変更される場合があるため、購入前に各サービスで最新情報を確認してください。
music.jpで「Monster」をダウンロード
music.jpでは、ポイントを使って楽曲を購入できます。
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音楽購入に使用できるのは通常ポイントです。無料期間終了後は月額料金が発生するため、継続しない場合は期間内に解約手続きが必要です。
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Amazonで「Monster」を確認する
AmazonでもYOASOBI「Monster」の配信ページを確認できます。
日本語版「怪物」と英語版「Monster」はタイトルが似ているため、購入するときは「English Version」であることを確認しておくと安心です。
Apple Musicで「Monster」を聴く
Apple Musicでは「Monster (English Version)」が配信されています。
『E-SIDE』も聴けるので、「Monster」だけでなく「Into The Night」「Blue」「RGB」など、ほかの英語版と続けて聴き比べるのにも向いています。
「Monster」はサブスクでも聴き放題
ダウンロード購入ではなく、普段からいろいろな音楽を聴く人ならサブスクを利用する方法もあります。
特に「Monster」は日本語版「怪物」や『E-SIDE』のほかの英語曲と聴き比べることで違いが見えやすいので、アルバム単位で聴けるサブスクとの相性がいい曲です。
Amazon Music Unlimited
Amazon Music Unlimitedでも『E-SIDE』を含むYOASOBIの楽曲が配信されています。
Apple Music
Apple Musicでも「Monster」と『E-SIDE』を聴くことができます。
「Monster」は、言葉が変わるだけで曲の速さまで違って聞こえる
「Monster」は、日本語版「怪物」を知っているからこそ面白くなる曲だと思います。
メロディもサウンドも知っている。それなのに、ikuraが英語で歌い始めた瞬間、リズムの細かさが急に前へ出てくる。
特に子音が次々とビートへ引っかかっていく感覚は、日本語版とはかなり違います。
英語に訳された曲というより、言葉を変えることで同じサウンドをもう一度鳴らし直した曲。そんなふうに聴くと、「Monster」の面白さがぐっと見えやすくなります。
日本語版「怪物」を聴いたことがある人ほど、ぜひ2曲を続けて再生してみてください。
「同じ曲なのに、こんなに違って聞こえるんだ」と感じる瞬間があるはずです。
※配信状況・料金・サービス内容は変更される場合があります。利用前に各配信サービスで最新情報をご確認ください。
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出典:Monster(amazon)