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「うっせぇわ」を初めて聴いたとき、まず驚くのはAdoの声の変わり方ではないでしょうか。
低く抑えた声で言葉を並べていたかと思うと、突然、鋭い高音が飛び出してくる。怒鳴るような声だけでなく、相手を小馬鹿にするような歌い方や、感情を押し殺したような低音まで、一曲の中で次々と表情が変わります。
けれど、この曲を単に「社会に反抗する歌」として聴いてしまうのは、少しもったいない気がします。
歌詞に描かれているのは、周囲の期待に合わせ、常識を守り、空気を読みながら生きてきた人間の息苦しさです。我慢していたものが限界を超え、ようやく本音が飛び出してしまう。その瞬間をAdoの歌声が生々しく伝えています。
「うっせぇわ」は、2020年10月23日に配信されたAdoのメジャーデビュー曲。作詞・作曲・編曲はsyudouが担当しています。
この記事では、Ado「うっせぇわ」の歌声やサウンド、歌詞の聴きどころをレビューしながら、MP3フル配信のダウンロード購入先、サブスク、CD収録情報を紹介します。
Ado「うっせぇわ」の基本情報
- 曲名:うっせぇわ
- アーティスト:Ado
- 配信日:2020年10月23日
- 作詞・作曲・編曲:syudou
- 収録アルバム:『狂言』
- アルバムCD発売日:2022年1月26日
- 配信形態:ダウンロード購入・サブスク配信
目次
Ado「うっせぇわ」レビュー|抑え込んだ感情が声になって爆発する
低音から鋭い高音へ、突然表情を変えるAdoの歌声
「うっせぇわ」で最も耳を奪われるのは、やはりAdoの歌声です。
冒頭から全力で叫んでいるわけではありません。むしろ、低い声で淡々と言葉を置いていくところには、どこか冷めた空気があります。
感情を抑えているようにも、相手を見下ろしているようにも聞こえる。その曖昧な声の使い方が面白いんです。
ところが、曲が進むにつれて声の鋭さが増していきます。
低いところから一気に高い音へ跳ね上がり、言葉の終わりを強く突き刺す。かと思えば、すぐに余裕のある低音へ戻ってくる。
この切り替えがとにかく速い。
ただ高い声が出るとか、力強く歌えるという話ではありません。声の高さや質感を変えることで、一人の人間が抱えているいくつもの感情を表現しているように聞こえます。
怒っているのに、どこか笑っている。強気に振る舞っているのに、その奥には余裕のなさも感じられる。
個人的には、激しく叫んだ直後、何事もなかったように低い声へ戻るところが特に好きです。
その落差があるからこそ、次に飛び出してくる強い声が余計に際立ちます。
Adoの歌唱力を語るとき、この曲はどうしても激しい部分に注目が集まります。でも本当に面白いのは、叫ぶ直前の抑えた声や、言葉を吐き捨てたあとの冷たさなのかもしれません。
言葉を吐き捨てる歌い方と、耳から離れないリズム
「うっせぇわ」は、メロディだけでなく、言葉のリズムにも強い癖があります。
syudouが作り上げたサウンドは、少し不穏な雰囲気を漂わせながらも、リズムそのものは驚くほど軽快です。
細かく刻まれる音に乗せて、Adoが次々と言葉を畳みかけていく。その勢いが気持ちよく、歌詞をすべて追っていなくても自然と耳が引っ張られます。
特に面白いのは、言葉の一つひとつを丁寧に歌い上げるのではなく、ときには乱暴に放り出すような歌い方をしているところです。
語尾を鋭く切ったり、わざと嫌味っぽく響かせたり、突然声を荒らげたり。
普通ならきれいに歌うことを優先しそうな場面でも、Adoは言葉が持つ不快感や苛立ちをそのまま音に変えてしまいます。
それでいて、曲全体のリズムは崩れません。
むしろ、荒っぽい声が入ることで音の跳ね方が強調され、聴いているこちらまで身体を揺らしたくなります。
サビの強烈なフレーズが耳に残るのはもちろんですが、そこへ向かう細かな言葉の詰め込み方にも、この曲ならではの面白さがあります。
怒りをぶつける曲なのに、どこか遊び心がある。その不思議なバランスが「うっせぇわ」を何度も聴きたくなる曲にしているのでしょう。
社会への反抗よりも、周囲に合わせ続ける息苦しさ
「うっせぇわ」の歌詞は、大人や社会の常識に対する反抗として受け取られることが多い曲です。
確かに、言葉はかなり攻撃的ですし、相手に遠慮する様子もありません。
ただ、歌詞をもう少し丁寧に追ってみると、最初から周囲に反発していた人物の歌ではないことに気づきます。
むしろ、求められることをきちんとこなし、正しいとされる振る舞いを覚え、周囲の期待から外れないように生きてきた人物が見えてきます。
社会の仕組みを知らないから怒っているのではなく、知っているからこそ嫌になってしまう。
ここが、この曲の歌詞で興味深いところです。
社会人としてのマナーや気配りを皮肉たっぷりに並べる場面も、単なる悪口には聞こえません。
ちゃんとやらなければならない。周りに合わせなければならない。失礼のないように振る舞わなければならない。
そんな小さな我慢が積み重なり、とうとう耐えきれなくなってしまった。私は、そんな人物の姿を想像します。
だから、サビの叫びも単純な勝利宣言には聞こえないんです。
確かに勢いはあります。でも、あれほど激しく叫ばなければならないほど、追い詰められていたとも考えられます。
自分は正しいと強く言い切ろうとする声の奥に、理解されない苛立ちや、もう我慢したくないという切実さが残っている。
痛快な曲でありながら、聴き終えたあとに少し苦いものが残るのは、そのためかもしれません。
「新時代」と聴き比べるとわかる、Adoの声の使い分け
Adoの歌声の幅を感じたいなら、「うっせぇわ」と「新時代」を聴き比べてみるのもおすすめです。
「新時代」は、映画『ONE PIECE FILM RED』で歌姫・ウタとして歌った楽曲。中田ヤスタカのきらびやかなサウンドに乗せて、Adoの声が明るく大きく広がっていきます。
一方の「うっせぇわ」は、外へ向かっているようでいて、どこか閉じ込められた感情をぶつける歌です。
「新時代」の高音が遠くの世界まで届くような声だとすれば、「うっせぇわ」の高音は目の前の相手へ直接突き刺すような声。
同じように強い声を出していても、向かっている方向がまったく違います。
そして「うっせぇわ」には、「新時代」の伸びやかさとは対照的な、歪んだ表情や吐き捨てるような歌い方があります。
どちらが優れているということではありません。
同じ歌い手が、曲によってここまで声の性格を変えられる。そのこと自体がAdoというアーティストの面白さなのだと思います。
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Ado「新時代」レビュー|MP3ダウンロード・サブスク配信・CD情報
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「うっせぇわ」はsyudouが手掛けたAdoのメジャーデビュー曲
「うっせぇわ」は、2020年10月23日に配信されたAdoのメジャーデビュー曲です。
作詞・作曲・編曲を担当したのは、ボカロPとしても活動するsyudou。Adoが以前から敬意を寄せていた音楽家でもあります。
syudouが作る少し毒のある言葉と、耳に残る独特のリズム。そこにAdoの感情の振れ幅が大きい歌声が重なり、ほかの誰かが歌う姿を簡単には想像できない一曲になっています。
歌詞だけを読めば、かなり強い言葉が並んでいます。
けれど、Adoが実際に歌うことで、その言葉に怒りだけでなく、皮肉や焦り、少し滑稽なほどの強がりまで混ざって聞こえてくる。
デビュー曲でありながら、Adoの歌い手としての個性がこれほど濃く出ているところにも驚かされます。
楽曲の詳しい基本情報は、ユニバーサルミュージックの公式作品ページでも確認できます。
Ado「うっせぇわ」の公式ミュージックビデオ
「うっせぇわ」の公式ミュージックビデオは、楽曲が配信された2020年10月23日に公開されました。
WOOMAが手掛けたビジュアルは、Adoの攻撃的な歌声とよく合っています。
映像の中で繰り返し現れる人物の表情や、鋭い色使い、言葉の勢いに合わせた画面の動きが、曲の落ち着かなさをさらに強めています。
音だけでも十分に刺激の強い曲ですが、映像と一緒に楽しむと、その皮肉っぽさや苛立ちがよりはっきり伝わってくるようです。
まだフルバージョンを聴いていない人は、ぜひ公式MVで最後まで楽しんでみてください。
Ado「うっせぇわ」のMP3フル配信・ダウンロード購入情報
Ado「うっせぇわ」は、2020年10月23日からデジタル配信されています。
Amazon MusicやApple Musicなどのサブスクで聴く方法のほか、music.jpやiTunes Storeなどで1曲単位のダウンロード購入もできます。
月額サービスを継続せず、お気に入りの曲を手元に残したい場合は、単曲購入が便利です。
| サービス | 利用方法 | 確認・購入先 |
|---|---|---|
| music.jp | 単曲購入・通常ポイント利用 261円 |
楽曲ページ |
| iTunes Store | 単曲ダウンロード購入 | 作品ページ |
| Amazon Music | 配信・購入オプションを確認 | 楽曲ページ |
※music.jpの261円は通常音質版の確認価格です。ほかのサービスの販売価格や購入形式は各販売ページでご確認ください。iTunes Storeの購入楽曲は基本的にAAC形式であり、すべてのダウンロードサービスがMP3形式に対応しているわけではありません。
iTunes Storeで「うっせぇわ」を購入する
iPhoneやパソコンで「うっせぇわ」を1曲だけ購入したい場合は、iTunes Storeも選択肢になります。
Apple Musicの月額聴き放題とは異なり、楽曲を購入して保存する方法なので、好きな曲だけを手元に残したい人に向いています。
※リンク先はApple Musicの作品ページです。iTunes Storeでの購入は対応するアプリから確認してください。
music.jpで「うっせぇわ」をダウンロード購入する方法
「うっせぇわ」を1曲ずつ購入したい人には、music.jpも利用できます。
music.jpではAdo「うっせぇわ」の通常音質版が261円で配信されており、通常ポイントを使って購入することもできます。
初めて対象コースに申し込む人向けには、30日間の無料お試しが用意されています。
無料期間中に解約すれば、対象コースの月額料金は0円です。ただし、無料期間中に解約せず継続した場合は、31日目以降に月額1,958円(税込)が発生します。
通常600ポイントを使えば「うっせぇわ」を購入できる
music.jpの30日間無料お試しでは、対象者に600円分の通常ポイントと1,000円分の動画ポイントが付与されます。
このうち音楽の購入に使えるのは、600円分の通常ポイントです。
music.jpの30日間無料お試しの主な内容
- 無料期間:30日間
- 通常ポイント:600円分(音楽購入に利用可能)
- 動画ポイント:1,000円分(対象動画向け)
- 「うっせぇわ」通常音質版:261円
- 無料期間中に解約すれば月額料金0円
- 継続した場合は31日目以降、月額1,958円(税込)
「うっせぇわ」は261円なので、通常600ポイントが利用できる場合は、付与ポイントの範囲内で購入できます。
ただし、無料お試しは対象条件があり、付与ポイントを超える購入には別途料金が必要です。また、お試しで付与されたポイントは無料期間終了時に失効するため、使い忘れにも注意してください。
申し込む前に、無料期間の終了日と適用条件を確認しておくと安心です。
music.jpの登録・解約手順
music.jpを初めて利用する人は、登録から購入までの操作方法も確認しておきましょう。
登録方法や無料期間中の解約手順については、以下のページで解説しています。
このページでは30日間の無料お試し期間がある「music.jp」の特別限定プランの無料登録手順について解説しています。スマホの画面を使って解説していますが、パソコンからも登録することができます。 30 ... 続きを見る このページでは総合エンタメサイト「music.jp」のプレミアムコース解約手順について解説します。スマホの画面を使って説明しますが、パソコンからも解約することができます。 このサイトから申し込める「m ... 続きを見る
music.jpの無料登録手順
music.jpのプレミアムコース解約手順
「うっせぇわ」はサブスクでも聴ける?Amazon Music・Apple Musicの配信情報
Ado「うっせぇわ」は、Amazon Music UnlimitedやApple Musicなどの定額制音楽配信サービスでも配信されています。
1曲ずつ購入するよりも、Adoのさまざまな楽曲をまとめて楽しみたい人には、サブスクが使いやすいでしょう。
Amazon Music Unlimited
Amazon Musicでは「うっせぇわ」を配信しています。
「ギラギラ」「踊」「阿修羅ちゃん」など、Adoのほかの楽曲と一緒に聴き比べてみるのもおすすめです。
Apple Music
Apple Musicでも「うっせぇわ」を配信しています。
iPhoneなどのApple製品を中心に使っている人なら、普段のライブラリに追加して繰り返し楽しめます。
※サブスクのオフライン再生用ダウンロードは、楽曲を買い切る方法とは異なります。再生には契約状況などの利用条件が適用されます。
「うっせぇわ」を収録したCDアルバム『狂言』
「うっせぇわ」は、2020年10月23日にデジタルシングルとして配信された楽曲です。
CDで聴きたい場合は、2022年1月26日に発売されたAdoの1stアルバム『狂言』に収録されています。
『狂言』には「うっせぇわ」だけでなく、「レディメイド」「ギラギラ」「踊」「阿修羅ちゃん」など、Adoの初期の代表的な楽曲が収められています。
「うっせぇわ」の荒々しい歌声から、「ギラギラ」の繊細な感情、「踊」のリズミカルな歌い方まで、一枚のアルバムの中でさまざまな表情を楽しめるのが面白いところです。
アルバム『狂言』の基本情報
- アーティスト:Ado
- 発売日:2022年1月26日
- 収録曲数:全14曲
- 「うっせぇわ」:11曲目に収録
- 通常盤CDの発売時定価:2,750円(税込)
- 通常盤品番:TYCT-69205
CDには複数の形態があり、価格や付属特典、現在の在庫状況は販売店によって異なります。
Ado「うっせぇわ」の配信・購入に関するよくある質問
「うっせぇわ」はいつ配信された?
2020年10月23日に配信されました。Adoのメジャーデビュー曲で、作詞・作曲・編曲はsyudouが担当しています。
「うっせぇわ」は1曲だけダウンロードできる?
music.jpやiTunes Storeなどで単曲ダウンロード購入ができます。music.jpでは通常音質版が261円で販売されています。購入形式や価格は各配信サービスで確認してください。
「うっせぇわ」のCDは発売されている?
「うっせぇわ」はデジタルシングルとしてリリースされた楽曲です。CDで聴きたい場合は、2022年1月26日発売の1stアルバム『狂言』に収録されています。
まとめ|Ado「うっせぇわ」は、我慢していた本音が声になる瞬間を聴きたい
Adoの「うっせぇわ」は、激しい言葉と強烈な歌声が耳に残る一曲です。
けれど、繰り返し聴いていると、ただ怒りをぶつけているだけではないことが見えてきます。
低く冷めた声から、鋭く跳ね上がる高音へ。皮肉っぽく笑っていたかと思えば、突然、我慢できなくなったように叫び出す。
その変化を追っていくと、ずっと周囲に合わせてきた人物が、ついに本音を抑えきれなくなる姿まで浮かんでくるようです。
私は、この曲の本当の聴きどころは、声を荒らげているところだけでなく、その前後にある小さな感情の変化だと思います。
痛快なのに、どこか苦しい。怒っているのに、少し滑稽でもある。そんな複雑な感情を、Adoは一曲の中で鮮やかに歌い分けています。
有名なサビだけを知っている人にも、ぜひ最初から最後まで聴いてほしいです。
あの強烈な叫びが生まれるまでの声の変化を追っていくと、「うっせぇわ」が以前とは少し違う曲に聞こえてくるかもしれません。
楽曲を手元に残したい場合はmusic.jpやiTunes Storeでのダウンロード購入を、Adoのほかの曲もまとめて楽しみたい場合はAmazon Music UnlimitedやApple Musicの配信を確認してみてください。
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出典:うっせぇわ(amazon)