
YOASOBIの「あの夢をなぞって」は、2020年1月18日に配信リリースされた楽曲です。Ayaseが作詞・作曲・編曲を手掛け、ikuraがボーカルを担当するYOASOBIの第2弾楽曲として発表されました。
この曲を聴いていると、好きな人と過ごす夏の夜が、まだ始まってもいないのに懐かしく感じられることがあります。
静かな歌声から始まった曲は、軽快なリズムに乗って走り出し、サビでは夜空いっぱいに花火が開くように音が広がっていきます。ikuraの明るく澄んだ声も、その景色によく合っています。
ただ、単純に幸せな恋を歌っているわけではありません。
夢で見た未来が本当に訪れるのか。期待しているからこそ不安になり、それでもその瞬間を待たずにはいられない。「あの夢をなぞって」には、そんな恋の始まりの落ち着かない気持ちが詰まっています。
この記事では、YOASOBI「あの夢をなぞって」の歌声やメロディ、歌詞の世界をレビューしながら、MP3などの音楽ダウンロード購入、サブスク配信、CD収録情報についても紹介します。
目次
- 1 YOASOBI「あの夢をなぞって」の基本情報
- 2 YOASOBI「あの夢をなぞって」を聴いた感想・レビュー
- 3 原作小説『夢の雫と星の花』と「あの夢をなぞって」の関係
- 4 YOASOBI「あの夢をなぞって」の公式MV・歌詞はこちら
- 5 YOASOBI「あの夢をなぞって」のMP3フル配信・ダウンロード情報
- 6 music.jpで「あの夢をなぞって」をダウンロードする方法
- 7 YOASOBI「あの夢をなぞって」はサブスクでも聴き放題
- 8 「あの夢をなぞって」はCDでも聴ける?EP『THE BOOK』に収録
- 9 「あの夢をなぞって」と一緒に聴きたいYOASOBIの楽曲
- 10 まとめ|「あの夢をなぞって」は、まだ訪れていない未来を待つ恋の歌
YOASOBI「あの夢をなぞって」の基本情報
| 楽曲名 | あの夢をなぞって |
|---|---|
| アーティスト | YOASOBI |
| 配信日 | 2020年1月18日 |
| 作詞・作曲・編曲 | Ayase |
| ボーカル | ikura |
| 原作小説 | いしき蒼太『夢の雫と星の花』 |
| 収録EP | 『THE BOOK』 |
| 配信形態 | ダウンロード購入・サブスク配信 |
「あの夢をなぞって」は、デビュー曲「夜に駆ける」に続いて発表されたYOASOBIの2作目となる楽曲です。
原作は、いしき蒼太による小説『夢の雫と星の花』。未来を予知する夢を見た幼なじみの男女が、互いの気持ちを意識していく物語をもとに制作されました。
YOASOBIといえば、小説の物語を音楽にする制作スタイルで知られていますが、この曲は特に、物語の中にある景色や登場人物の気持ちが、メロディと歌声に自然に溶け込んでいるように感じます。
YOASOBI「あの夢をなぞって」を聴いた感想・レビュー
ikuraのまっすぐな歌声が、夏の夜の景色を連れてくる
「あの夢をなぞって」で最初に耳を引くのは、冒頭のikuraの歌声です。
楽器の音が前に出るよりも先に、声だけで物語が始まります。大きく感情を込めて歌い上げるのではなく、目の前に浮かんだ景色を静かに語りかけるような歌い方です。
この始まり方が、とても好きです。
まだ何も起きていないのに、これから特別なことが起こりそうな気配がある。夏の夕方、花火大会へ向かう前の少し落ち着かない気持ちにも似ています。
そこへリズムが加わると、ikuraの声も少しずつ明るさを増していきます。
YOASOBIの楽曲では、細かな言葉が次々に流れていくメロディも特徴のひとつですが、「あの夢をなぞって」の歌声には、せわしなさだけではない軽やかさがあります。
速い言葉の流れにも無理に力を入れず、自然に前へ進んでいく。だからこそ、恋をしている人の浮き立つ気持ちが素直に伝わってくるのでしょう。
「夜に駆ける」のどこか危うく切迫した歌声とは違い、こちらのikuraの声には、まだ見ぬ未来へ向かう明るさが感じられます。
軽快なリズムから、サビで一気に夜空が広がる
曲が動き始めると、明るい電子音と細かく刻まれるリズムが重なり、音楽は一気に軽快になります。
ただ、最初から最後まで同じ勢いで走っていくわけではありません。
歌声が前に出るところでは音の広がりを少し抑え、次の展開へ向かうときには、細かな音が次々に重なっていきます。その変化が、期待と不安を行き来する気持ちに重なって聞こえます。
そして、サビに入る瞬間。
ここで景色ががらりと変わります。
ikuraの声が高く伸び、メロディが大きく開いていく。それまで胸の内側にあった感情が、突然、夜空いっぱいに広がっていくようです。
個人的に、このサビへ入る瞬間が「あの夢をなぞって」でいちばん好きなところです。
音数の多い華やかなサウンドなのに、歌声が埋もれません。むしろ、周りの音が広がるほどikuraの声がまっすぐ遠くへ届いていくように感じます。
花火が打ち上がる瞬間の、ほんの一瞬の静けさ。そして夜空に光が広がったときの高揚感。
そんな情景を、映像ではなく音だけで思い浮かべられるところが、この曲の面白さだと思います。
夢で見た未来が本当に訪れるのか、期待と不安が入り混じる歌詞
「あの夢をなぞって」の歌詞で描かれているのは、夢の中で見た未来へ向かっていく恋心です。
好きな相手と一緒に過ごす夜。そして、そこで交わされるはずの大切な言葉。
未来を知っているのなら、安心してその日を待てそうなものですが、実際の気持ちはそれほど単純ではありません。
本当に夢の通りになるのだろうか。何かが変わってしまったらどうしよう。
相手の何気ない態度ひとつにも敏感になり、今まで通りに接することさえ難しくなる。そんな恋のもどかしさが歌詞の中にあります。
私は、この不安が描かれているところに惹かれます。
ただ幸せな未来を信じているだけなら、もっと単純なラブソングになっていたかもしれません。
でも、叶ってほしいと願う気持ちが強いほど、人はその未来を疑ってしまうこともあります。
「あの夢をなぞって」は、好きな人からの言葉を待つ喜びだけでなく、待っている時間そのものの苦しさや愛おしさまで描いているように感じます。
花火のように一瞬だけ輝く時間を、永遠にしたくなる
この曲を聴いていて、もうひとつ気になるのが時間の流れです。
歌詞では、まだ訪れていない未来を思い描きながら、少しずつその瞬間へ近づいていきます。
ところが、待ち望んでいた景色にたどり着くほど、その時間が終わってしまうことも意識させられます。
花火は、いつまでも夜空に残っているわけではありません。
だからこそ、最後の一発が上がる瞬間を特別に感じるのでしょう。
「あの夢をなぞって」の明るいサウンドにも、そんな一瞬の儚さがあると思います。
サビの開放感は確かに大きいのですが、どこか胸がきゅっとなる。幸せな場面が目の前にあるからこそ、この時間がずっと続いてほしいと願ってしまいます。
同じYOASOBIの「ハルカ」が、過ぎていく時間や大切な人との思い出を見送る曲だとすれば、「あの夢をなぞって」は、これから訪れる時間を待ち焦がれる曲です。
向いている時間の方向は反対でも、どちらにも、かけがえのない一瞬を大切にしたいという気持ちが流れています。
原作小説『夢の雫と星の花』と「あの夢をなぞって」の関係
「あの夢をなぞって」の原作となった『夢の雫と星の花』は、未来を予知する夢を見ることができる幼なじみの男女を描いた物語です。
二人は、それぞれが見た夢をきっかけに相手への気持ちを意識し始めます。物語の中で大切な場面となるのが、夏の夜の花火です。
楽曲だけでも恋の高揚感は十分に伝わってきますが、原作を読むと、歌詞の中にある迷いや期待がさらに具体的な気持ちとして見えてきます。
特に面白いのは、未来を知っていることが、必ずしも安心にはつながらないところです。
その少し不思議な設定があるからこそ、目の前の恋を大切にしたいという思いが強く感じられるのだと思います。
スマホ映画の主題歌となった「Ballade Ver.」との違い
『夢の雫と星の花』は、2022年にスマホ向けの実写映像作品としても制作され、上白石萌歌と青木柚が出演しました。
その主題歌として使用されたのが、2022年3月30日に配信された「あの夢をなぞって(Ballade Ver.)」です。
オリジナル版は、軽快なリズムと華やかなサウンドによって、未来へ向かう勢いを感じさせます。
一方のBallade Ver.では、歌声やメロディをよりゆったりと味わうことができ、相手への気持ちを静かに確かめているような温かさがあります。
同じ物語を描いていても、オリジナル版は未来へ駆け出す気持ち、Ballade Ver.は大切な気持ちをそっと抱きしめるような聴こえ方になるのが興味深いところです。
「あの夢をなぞって(Ballade Ver.)」の配信情報を見る
YOASOBI「あの夢をなぞって」の公式MV・歌詞はこちら
「あの夢をなぞって」の公式ミュージックビデオは、YOASOBIの公式YouTubeチャンネルで公開されています。
アニメーションを手掛けたのは頃之介古論。楽曲の中で描かれる夏の夜や花火、二人の距離感が映像でも表現されています。
特に、サビの広がりと映像の動きが重なるところは、一度見てほしい場面です。音だけで聴いたときとは、また違う景色が見えてきます。
YOASOBI「あの夢をなぞって」公式MVをYouTubeで見る
YOASOBI「あの夢をなぞって」のMP3フル配信・ダウンロード情報
YOASOBIの「あの夢をなぞって」は、音楽配信サービスでダウンロード購入できます。
サブスクで聴く方法もありますが、月額サービスを利用せずに1曲だけ手元に残したい場合は、単曲ダウンロード購入が便利です。
| 配信サービス | 購入・配信情報 |
|---|---|
| music.jp | 単曲ダウンロード購入に対応。確認したシングル商品ページでは261円(税込) |
| iTunes Store | 単曲ダウンロード購入に対応 |
| Amazon Music | 楽曲のストリーミング配信を確認可能 |
| Apple Music | サブスクで聴き放題 |
なお、音楽のダウンロード配信は、サービスによってAACなどファイル形式が異なります。「MP3フル配信」という言葉で探している場合も、購入前に対応形式を確認しておきましょう。
music.jpで「あの夢をなぞって」をダウンロード購入する
music.jpでは、「あの夢をなぞって」の単曲ダウンロード販売が行われています。
確認したシングル商品ページの価格は261円(税込)。必要な曲だけ購入できるため、アルバム全体を買う予定がない場合にも利用しやすいサービスです。
iTunes Storeで「あの夢をなぞって」を購入する
iPhoneやパソコンで楽曲を購入したい場合は、iTunes Storeも選択肢になります。
Apple Musicの楽曲ページから作品を確認でき、iTunes Storeではダウンロード購入が可能です。
最新の販売価格や購入方法については、各ストアの商品ページで確認してください。
music.jpで「あの夢をなぞって」をダウンロードする方法
music.jpでは、初めて対象プランを利用する人向けに、30日間の無料おためしが案内されています。
対象の無料おためしは、30日間の無料期間中に解約すれば月額料金0円で利用できます。
無料おためしで付与される通常ポイントを使えば、その範囲内で「あの夢をなぞって」を購入することも可能です。
30日間の無料おためしで通常600ポイントを使える
対象プランの無料おためしでは、600円分の通常ポイントと1,000円分の動画ポイントが付与されます。
このうち音楽購入に利用できるのは、600円分の通常ポイントです。
たとえば「あの夢をなぞって」が261円の場合、600ポイントの範囲内で購入できます。261円の楽曲なら2曲分に相当するため、もう1曲気になっているYOASOBIの楽曲を選ぶこともできます。
ただし、付与ポイントを超える購入については、無料期間中でも追加料金が発生する場合があります。
また、動画ポイントは音楽購入には利用できません。購入するときは通常ポイントの残高を確認してください。
無料おためしの登録方法と解約時の注意点
無料おためしを利用する場合は、対象プランの登録ページで申し込み条件を確認し、登録後にmusic.jpで「あの夢をなぞって」を検索します。
楽曲ページで購入に必要なポイント数を確認し、通常ポイントを利用して購入手続きを進める流れです。
なお、無料期間中に解約しなかった場合は、31日目以降に月額1,958円(税込)が発生します。
さらに、無料おためしで付与されたポイントは無料期間の終了とともに失効します。ポイントを楽曲購入に使う予定なら、無料期間内に利用しておきましょう。
無料おためしの対象条件や申し込み方法は、以下の記事で確認できます。
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YOASOBI「あの夢をなぞって」はサブスクでも聴き放題
「あの夢をなぞって」は、Amazon MusicやApple Musicなどの音楽サブスクリプションサービスでも配信されています。
ダウンロード購入とは違い、聴き放題サービスでは契約中に対象楽曲を何度でも再生できます。
YOASOBIのほかの楽曲もまとめて楽しみたい場合は、サブスクを利用するのもよいでしょう。
Amazon Music Unlimited
Amazon Musicでは、「あの夢をなぞって」が配信されています。
Amazon Music Unlimitedを利用すれば、YOASOBIのさまざまな楽曲と一緒に楽しめます。
「夜に駆ける」や「群青」などと聴き比べると、YOASOBIの楽曲ごとの歌声やサウンドの違いも分かりやすくなります。
Apple Music
Apple Musicでも「あの夢をなぞって」が配信されています。
オリジナル版はもちろん、YOASOBIのほかの作品を続けて聴きたい人にも使いやすいサービスです。
「あの夢をなぞって」を気に入ったら、Ballade Ver.との聴き比べもおすすめします。同じ歌詞でも、曲のテンポや音の重なりによって、感じられる気持ちが変わってきます。
各サービスの月額料金や無料体験の有無は、登録時点の公式案内で確認してください。
「あの夢をなぞって」はCDでも聴ける?EP『THE BOOK』に収録
「あの夢をなぞって」は、2020年1月18日に配信シングルとしてリリースされました。
その後、2021年1月6日に発売されたYOASOBIの1st EP『THE BOOK』に収録されています。
『THE BOOK』は、YOASOBIの初期楽曲をまとめて楽しめる作品です。
『THE BOOK』収録曲
- Epilogue
- アンコール
- ハルジオン
- あの夢をなぞって
- たぶん
- 群青
- ハルカ
- 夜に駆ける
- Prologue
「あの夢をなぞって」は4曲目に収録されています。
CDで聴きたい人は『THE BOOK』を探してみてください。完全生産限定盤として発売された作品のため、購入時には在庫や販売価格を確認しておくとよいでしょう。
「あの夢をなぞって」と一緒に聴きたいYOASOBIの楽曲
「あの夢をなぞって」の歌声やメロディが好きなら、YOASOBIのほかの楽曲にも耳を傾けてみてください。
「ハルカ」|過ぎた時間を振り返る、やさしい歌
「あの夢をなぞって」が未来を待ち望む曲なら、「ハルカ」は、これまで一緒に過ごしてきた時間を見つめる曲です。
大切な存在と積み重ねてきた思い出や、時間が進んでいくことへの寂しさを、ikuraのやわらかな歌声が包み込みます。
これから訪れる瞬間を待つ「あの夢をなぞって」と聴き比べると、同じYOASOBIでも時間の描き方がずいぶん違うことに気づきます。
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YOASOBIのデビュー曲「夜に駆ける」も、軽快なリズムと次々に展開するメロディが特徴です。
ただし、曲全体を包む空気は大きく異なります。
「あの夢をなぞって」が明日への期待を描くのに対し、「夜に駆ける」は、明るく聞こえるサウンドの奥に切迫した感情が潜んでいます。
ikuraの声の表情にも注目して聴き比べたい2曲です。
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「群青」|一人の決意が大きな歌声へ広がっていく
「群青」は、自分の好きなことに向き合う苦しさや、それでも表現し続けたいという気持ちを描いた楽曲です。
静かな歌声から始まり、徐々に音が重なっていく展開は、「あの夢をなぞって」に通じる部分もあります。
特に、サビへ向かって歌声の広がりが大きくなるところは、YOASOBIらしい聴きどころです。
恋の未来を待つ「あの夢をなぞって」と、自分自身の未来へ踏み出そうとする「群青」。向かう先は違いますが、どちらにも前へ進もうとする力があります。
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まとめ|「あの夢をなぞって」は、まだ訪れていない未来を待つ恋の歌
YOASOBIの「あの夢をなぞって」は、夏の夜と花火を舞台に、夢で見た未来へ向かっていく恋心を描いた楽曲です。
ikuraのまっすぐな歌声、細かく弾むリズム、サビで一気に広がるメロディ。そのどれもが、待ち望んだ瞬間へ少しずつ近づいていく気持ちによく合っています。
なかでも私は、サビに入った瞬間の音の広がりが忘れられません。
明るくて華やかなのに、どこか切ない。まだ起きていない出来事を、すでに大切な思い出のように感じさせてくれるところがあります。
「ハルカ」が過ぎた時間を見送る曲なら、「あの夢をなぞって」は、これから訪れる時間を待ち続ける曲です。
何かを楽しみに待っていた頃の気持ちを、ふと思い出したくなったら聴いてみてください。
そして、ぜひサビの瞬間に耳を傾けてほしいです。花火が開くように音が広がったあと、少しだけ胸に残る切なさも、この曲の大切な一部分だと思います。
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出典:あの夢をなぞって(amazon)